SCIENCE AGORA

温泉と地熱発電を科学する! 世代や国籍を超えて⽂化を継承するには?
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温泉×発電×文化の越境,さらに多世代共創や多文化共生をめざして,これらの問題に関心の高い参加者を主体としてワークショップセッションをおこないます。
ワークショップに先立ち,3人程度の専門家から話題提供(トークセッション)いただき,問題への理解を深めます。その後,1テーブル8人(計4~5テーブル)程度で構成されるグループごとにファシリテーターを配置し,温泉文化に対する世代間の捉え方の違いや共通点を探ります。

企画提供者 総合地球環境学研究所 環太平洋ネクサスプロジェクト
開催日 11/24(金)13:45-15:45
会場 8階 会議室C
形式 セッション(会議室)
URL http://www.chikyu.ac.jp/wefn/index.html
備考

登壇者情報

タイムテーブル:

開催報告

本企画では、大学生からシニア層まで多世代の参加を呼びかけ、世代間で熟議を進めることにより、世代の壁を越境することを目指しました。学術的には、熟議を通じて越境のための隘路を特定することができるかという問がありました。
企画の前半は、水・エネルギーのつながり(ネクサス)や温泉科学と文化、地熱発電と温泉地の共生について3名の専門家から話題提供があり、後半はそれらを受けて温泉や再生可能エネルギーに関心の高い参加者による熟議ワークショップを展開しました。
熟議のテーマとして「皆さんにとって温泉とは何か?」「日本で残すべき温泉文化は具体的にどのような文化か?」「温泉と共生しながら地熱発電を増やすことは可能か?」といった問を投げかけ、特に1問目に対して、専門家から提起された「情熱派」「機能派」という温泉の見方を引用して議論が進んだり、各テーブルに陪席した専門家と参加者の間で活発なやりとりがあったり、科学者とそれ以外の市民との「越境」も感じられた企画でした。

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