「積極的自立社会」の実現を目指す大阪大学COIの取り組み
2020年08月03日
- 主催:
大阪大学COI拠点
- 開催日:2013年11月 1日
取組のポイント
10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型のチャレンジング・ハイリスクな研究開発、COI(センター・オブ・イノベーション)プログラム採択案件
◆一人一人が自立し、自ら課題に立ち向かう「積極的自立社会」の実現を目指す
・子供から高齢者に至るまで、本来持っている素晴らしい潜在力を発揮できる社会を構築する。
◆医脳理工の緊密な連携の下、脳機能に関わる人間力決定因子を究明
・過剰なストレスを排除し、脳が活性化する快適空間を提供する。
◆コミュニティにおけるネットワークの役割を解明
・コミュニケーションの質を高め、生き生きした教育環境を提供することで、健康と教育に焦点をあてた豊かな生活環境の構築を図る。
◆課題に応じたソリューションモデルを想定、4つの取り組みで「人間力感知・活性化サイクルシステム(活性化トレーニング)の社会実装」を目指す
・研究開発~社会実装へのアプローチとして、「状態検知・脳のメカニズム解明・検知手段・活性化の手段」の取り組みのシステム化・サイクル化を図る。
取組内容
<メインテーマ>
◆乳幼児の快眠
・睡眠教育アプリ「ねんねナビ®」の開発。スマホを活用、睡眠習慣をモニタリング、専門家による介入を試みる。養育者のストレス緩和にも効果を発揮。
◆自閉症児の自立・社会性向上
・幼児用MEGを用いて、客観的指標で個性を評価し、介入プログラムを策定。リズム同調や睡眠介入などの活性化手段の提供。
◆子供の教育環境の改善
・脳神経ネットワーク理論GMN(Gene Matched Network)を適用し、教室内コミュニケーションの見える化で授業改善、教師養成サービスの提供。
<社会実装テーマ>
◆酸化ストレス疾患の予防・治療
・Si製剤による体内水素発生で、各種疾患を軽減。ペットフード、健康食品から、治療薬へと展開。
◆ストレスバイオマーカーの探索と新しい検出方法
・微量の涙液や血液からでも検出可能なストレスバイオマーカーを確立。
・ストレス物質量を迅速に把握するためのより簡便な新しい検出方法(ナノポアデバイス、EISセンサ)の開発。
◆腸内フローラの検知・改善
・腸内フローラ改善のためのサプリの開発、腸内環境モニタリングセンサの開発。
◆装着感のないウエアラブルセンサの開発
・最新鋭ウエアラブルセンサの医学的検証、より装着感のないデバイス開発を医療機器適用へと展開。
◆音楽による活性化
・音楽=聴覚からの刺激による生体信号検出デバイスによる感情抽出・活性化、および脳状態に応じた最適なコンテンツの自動作曲音楽の配信。
シナリオの関係者
プロジェクトのリーダー:パナソニック(株) 客員 上野山雄氏
研究リーダー:大阪大学 理事・副学長 金田安史氏
シナリオの出どころ
お問い合わせ先
大阪大学COI拠点
- coi-info@coistream.osaka-u.ac.jp