プロジェクト紹介
【共進化枠】スポーツ参加の促進要因の探索と支援政策の評価研究 - 国・自治体・個人レベルの重層的アプローチ
研究代表者

- 近藤 克則
千葉大学 予防医学センター 特任教授
プロジェクトの目標
1. スポーツ政策の関連要因の見える化
- 50以上の市町村からスポーツ政策に関わるデータ収集・データベース構築
- スポーツ政策に関わる要因の分析で10以上の要因を特定
- 見える化システムの開発と市町村へのフィードバック
- 共同研究会への30以上の市町村の参加
- 10以上のGood Practice市町村や小地域の特定
- スポーツ参加の向上に向けた国や自治体レベルのスポーツ政策への活用
2. 公園・スタジアム等のスポーツ関連施設の健康増進効果の検証
- 縦断データの構築
- 縦断データに基づく公園やスタジアムの健康増進効果の分析
- 公園・スタジアム等の活用に関わる国や自治体レベルの政策の改善に向けた提言
- プロスポーツチーム・市民によるスタジアム活用の推進政策の提言
3. アプリを活用した行動変容
- アプリのランダム化対照比較研究の実施
- アプリを介した個人レベルの行動変容アプローチの効果の実証
- 自治体等との連携を通じたアプリ利用者の増加によるスポーツ等への参加促進
プロジェクトの概要
我が国のスポーツ政策の基本方針を定めた第三期スポーツ基本計画について、スポーツ庁よりロジックモデルが提示されている。スポーツ振興・参加促進政策を推進には、ロジックモデルの妥当性や政策効果、社会的インパクトの検証が不可欠だが、客観的な根拠に基づく政策形成・評価が十分とは言い難い。
本プロジェクトでは、スポーツ庁の掲げるロジックモデルに沿って、データを活用して国・自治体・個人レベルの重層的アプローチによるスポーツ振興・参加支援政策のプロセス・アウトカム・インパクト評価研究を通じて、促進要因の探索やロジックモデルの妥当性の検証を行う。本プロジェクトで得られた知見を基にロジックモデルの改善に向けた提言を行うと同時に、客観的な根拠に基づくスポーツ政策形成・評価検証の基盤づくりを目指す。