プログラムについて

プログラムアドバイザー:野村 恭子

プロフィール

プログラムアドバイザー:野村 恭子
所属・役職
秋田大学衛生学公衆衛生学講座 教授

経歴等
1993年帝京大学医学部医学科卒業.同年、医師国家資格取得(医籍登録第358285号).慶應義塾大学内科学教室にて初期研修を開始、内科医として市中病院に勤務した後、1999年日本内科学会認定総合内科専門医(認定番号4704)を取得.同年、帝京大学医学部博士課程に進学し社会医学を専攻.2002年ハーバード大学公衆衛生大学院修士課程(Quantitative methods)修了.公衆衛生学修士号(Master of Public Health)取得.2003年帝京大学医学部博士課程修了(医学博士取得).同年、帝京大学医学部衛生学公衆衛生学教室助手に就任.日本心身医学会認定「内科」専門医取得 (認定番号895).2012年帝京大学公衆衛生大学院准教授、2013年帝京大学女性医師・研究者支援センターを立ち上げ、初代室長.2014年帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座准教授.2017年8月より秋田大学大学院医学系研究科公衆衛生学講座教授に就任.産業医・労働局労働衛生指導医.社会医学専門医・指導医.日本疫学会認定上級疫学専門家.日本衛生学会認定衛生学エキスパート.日本公衆衛生学会認定公衆衛生専門家.

プログラムへの期待

これまで経済的に豊かであった日本は人口減少、少子高齢化、景気の低迷、新型コロナ感染症などの新興感染症の到来、温暖化、気候変動等々の前人未踏の困難な局面に直面しています。こうした社会問題を解決するために行われてきた政策は、これまで科学的検証が十分でなかったかもしれません。例えば感染症対策ひとつ取っても、ある政策方針が、どの程度の経済的な損失を犠牲にして、どの程度の人の命を助けるのか、実行には科学的根拠が必要です。なぜなら、科学的な根拠のない政策は、ときに人の健康のみならず我々の生活や社会的弱者の生命までも危険にさらしてしまう可能性があるからです。本プログラムでは、科学的検証をしっかりと行いながら、社会実装につながる研究課題をより多く採択し、明日からの日本の社会・経済・医療・福祉・環境・教育などの質の向上にリアルタイムで貢献できるプロジェクトを世の中に多く送り出せることを期待しています。もちろん我々アドバイザーも歩調を合わせて、ご提案いただいたプログラムが円滑に進むように努力を惜しみません。どうぞよろしくお願い致します。

関連リンク

秋田大学大学院医学系研究科 衛生学・公衆衛生学講座
Lab Interview|国立大学法人 秋田大学
自殺、人口減少…課題先進県・秋田での公衆衛生学者の挑戦_野村 恭子 | coFFee doctors - 記事

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