プログラムについて

プログラムアドバイザー:亀井 信一

プロフィール

プログラムアドバイザー:亀井 信一
所属・役職
株式会社三菱総合研究所 顧問

経歴等
1984年東北大学理学部化学科卒業、86年同大学院理学研究科化学専攻博士課程前期修了、同年株式会社三菱総合研究所入社、90年理学博士(東北大学)、97年先端科学研究所研究開発部環境触媒研究室長、05年研究部長・主席研究員ナノテクノロジー研究チームリーダー、同年先端科学研究センター長、07年科学・安全政策研究本部副本部長、10年先進ビジネス推進本部副本部長、11年人間・生活研究本部本部長、15年政策・経済研究センター、16年研究理事を経て現職。
総合科学技術会議ナノテクノロジー・材料分野ワーキンググループ委員、文部科学省革新技術活性化委員会委員、経済産業省産業構造審議会臨時委員などを歴任。日本工学アカデミー会員。

プログラムへの期待

失われた30年、日本の国際競争力は低下が続いてきました。1995年にはG20のトップにあった1人あたり名目GDPは頭打ち状態が続いています。さまざまな機関が発表する国際競争力ランクでも退潮傾向が続き、イノベーションや先端技術力(AIなど)では先行する米中との差は開く一方です。研究者は、まったく努力を怠っていたのでしょうか。決してそんなことはありません。日本の問題の本質は、イノベーションや先端技術そのものよりも、それを社会に実装し、社会の変革に結びつけることができなかったことではないでしょうか。研究開発に起点を置く技術やイノベーションは、社会実装・変革に結びつけることで完結するという意識を強く持つべきだと考えています。このプログラムは、社会実装のための政策に資することを意図しています。きちんと実装まで至らしめるという意志に対して大いに期待しています。

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