プログラムについて

プログラムアドバイザー:國井 秀子(平成26年度まで)

プロフィール

プログラムアドバイザー:國井 秀子
所属・役職
芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科 教授

経歴等
1970年お茶の水女子大学理学部物理学科卒、1973年同大学大学院理学研究科物理専攻修士号取得。1976年米国カリフォルニア州立サンノゼ大学電子工学科にて修士号取得。1983年テキサス大学コンピュータサイエンス学科にてPh.D.取得。1982年株式会社リコー入社以来2008年まで、同社のソフトウェア分野の研究開発責任者。同社常務執行役員を経て2008年から現職。2002-2004年理光軟件技術(上海)有限公司、及び2004-2008年理光軟件研究所(北京)有限公司の董事長を兼務。
また現在、社団法人情報サービス産業協会(JISA)副会長および同協会技術委員会委員長、日本学術会議連携会員、総務省情報通信行政・郵政行政審議会委員、文部科学省中央教育審議会委員、株式会社産業革新機構産業革新委員、内閣府男女共同参画推進連携会議議員、日本データベース学会副会長などを務める。2008-09にはIEEE Japan Council Women in Engineering(WIE)のChairを務めた。著書に "Graph Data Model and its Data Language," Springer-Verlag , 1990 がある。 情報処理学会フェロー。電子情報通信学会フェロー。

プログラムへの期待

ICTの進化、経済のグローバル化、環境破壊など世界は激動している。日本がこのような環境のもとで国民の生活と安全を守り、持続可能な社会が健全に発展するには、戦略的な科学技術への取組が喫緊の課題である。今日の生活、労働、経済環境の問題は、従来の延長線上ではなく、まさにパラダイムシフトへの対応と認識すべき新たな状況におけるものであり、その解決には社会科学的な研究と自然科学・工学的研究がより連携を深め、総合的な判断にもとづいてイノベーションを進める必要がある。

第4期科学技術基本計画はこのイノベーションの重要性に着目している。本プログラムは全体を俯瞰して、イノベーションが日本でなかなか進まない問題の分析、エビデンスの提供、そして、どのように変革を進めるかのプロセスの課題についていくつかのキーとなる側面から研究と調査が行われる。これらの成果が日本の構造的問題の分析とその解決へのロードマップ作りに大いに資することを期待する。

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