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プロジェクト現場から

「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」
第6回プログラム全体会議(合宿)開催報告

プログラム事務局

開催日:平成28年8月21日(日)13:30 ~ 22日(月)12:00
会 場:セミナーハウス・フォーリッジ(東京都世田谷区)
参加者:計57名

今年度も「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」の関係者(終了プロジェクトも含むプロジェクト実施者、プログラム総括・アドバイザー、文部科学省及びSciREX事業関係機関や外部専門家等)が一堂に会し、研究開発の進捗状況の報告や、研究開発成果の最大化に向けた議論を行う全体会議(通称、合宿)を開催しました。

年に一度の合宿では、プログラムに対する関係者間の意識共有や、それぞれのプロジェクトの研究開発の向上を図るとともに、プロジェクト同士の交流により幅広く多様なネットワークの形成促進を図っています。今年度は、これまでに採択した21プロジェクトのうち約半数が終了し、また、SciREX事業の新たな基本方針のもと第2期の公募を再開する等、プログラムとしてもまさに折り返し地点を迎えています。そこで、本プログラムのプロジェクトとともに、SciREXセンターおよび基盤的研究・人材育成拠点間連携プロジェクトなど、SciREX事業の他の研究開発実施に携わるメンバーからの成果・進捗等の報告も加え、多様な視点から、科学技術イノベーション政策のための科学における「実装と協働」についてより実践につながる議論の深化に重点を置きました。

1日目には、3会場にわかれて各プロジェクトの進捗が報告されました。各会場の総合討論では「成果の受け手」となるステークホルダーの立場を想定した鋭い質問が飛び交うなど、活発な意見交換が行われました。また、お互いの研究に対して感じた魅力や課題へのアドバイスなどもすべて記録し交換しました。

2日目は、前日の討論の振り返りのあと、「『科学技術イノベーション政策のための科学』としての俯瞰と実装戦略」をテーマに、各プロジェクトの俯瞰と深掘りをする「構造分析」とそれぞれの成果を明確化し広報戦略を考える「キャッチコピーの作成」を行うワークショップを実施しました。研究者、政策担当者、PR担当者、一社会人・・・さまざまな異なる視点に立って意見を出し合うことで、研究と社会とのつながりを考える難しさと面白さを感じながら、同じ研究チームでも異なった意見やアイデアを再発見するなど、新たなインタラクションが生まれていました。

これからも、合宿等を通じてよりよい共創の機会をつくっていきたいと思います。台風直撃の中、活発なご議論に参加いただいた皆様、ありがとうございました。



各プロジェクトからの報告とディスカッションを行い、
マッピングも用いてアイデアやアドバイスを交換しました。



議論を通して研究開発の構造分析と俯瞰を行い、相互理解を深めた上で、
最後に各自の目線でプロジェクトの「キャッチコピー」を作成し発表しました。



今年度も多くの方にご出席いただきました。ありがとうございました

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