人材とネットワークを育てる

人材とネットワークを育てる

社会でよい議論がおこなわれるためには、バランスよく情報が出されることが必要であり、そのバランスによって問題の本質が浮かび上がってくることもあります。従来の科学ジャーナリストたちは、自身の人脈のなかから、テーマにふさわしい専門家を選び出し、コメントを紹介してきました。これも貴重な技術ではありますが、社会における科学技術の問題が、今後さらに多様になりスピードも増してくると、サイエンス・メディア・センターのような支援が役に立つと考えています。海外との仲介も、これから先、さらに重要になってくるでしょうし、将来的には、日本における議論を海外へ発信していくこともおこないたいと考えています。
サイエンス・メディア・センターでは、このほかに、科学者が、ジャーナリストの取材に対して的確に対応するための、「メディア・トレーニング・プログラム」も提供しています。また、研究者やジャーナリストを対象としたワークショップ、研究者データベースの作成と提供、講演会やシンポジウムのネット配信などもおこなっています。

2012年9月30日をもちまして、領域の活動は終了致しました。