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プロジェクト概要

人工知能 (AI) の加速度的な発展・普及に伴って、個人の自律性への新たな脅威、人間と機械との関係の変容、自律的機械から生じるリスクなど、多様な倫理的課題が発生し増大しつつあります。
本プロジェクトは、法哲学・社会哲学・倫理学などと工学の緊密な協働の下、AIやそれを用いたビッグデータ分析の技術開発・利活用において生起する倫理的課題を発見・予見した上で、「個人の自律性および自律的AI」と「人間-AIの関係性」という2つの観点から理論分析を実施します。また、ステークホルダーとの連携・実践を通じて、技術開発者の行動指針を策定します。AI倫理学の国際的研究水準を踏まえつつ、日本の特徴も考慮した精緻な分析を通じて、科学技術が人間・社会と調和する人間関係や社会の在り方を構想するとともに、日本社会の文脈に即した責任ある研究・イノベーションを根付かせる基礎となる行動指針の提案を目指します。

・研究開発期間: 2021年10月~2025年3月
・グラント番号: JPMJRX21J1

開発者

宇佐美 誠

京都大学 大学院地球環境学堂

教授

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