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研究開発プロジェクト紹介

高齢者による使いやすさ検証実践センターの開発 <カテゴリーⅡ>

原田悦子

研究代表者:原田 悦子
筑波大学人間系心理学域 教授

(研究期間:平成23年10月~平成26年9月)  原田プロジェクトホームページ

プロジェクトの目的から成果まで。 全体概要はこちら


原田PJと中林PJ、夢のコラボレーション!「みんラボ」で「歩行補助車」の使いやすさを検証・討論(PDF:334KB)

高齢の方が使いやすいモノづくりの検証・提案を通して豊かな高齢社会の実現を目指す「みんラボ」(PDF:261KB)


プロジェクトの目標

① 地域にお住いの高齢者の方々に社会貢献をしていただく場として、「みんなの使いやすさラボ(略称:みんラボ)」を設立し、新しいタイプのコミュニティを作っていきます。

② 高齢者にとって使いやすい「モノのデザイン」を明らかにし、その実現に努めます。


プロジェクトの概要

 現代の社会において、健康で独立して生活を営まれている高齢者のみなさんの、生活の質を維持し、高めるための重要な要素の一つが、いろいろな機器やモノについて「誰にでも使えるデザインにしていく」ことではないか、と私たちは考えます。情報化と高齢化が同時に急速に進んだ我が国において、地方自治体や国などからの各種支援を有効にかつ小さな負担で実現していくためにも、情報化によってこれまで出来たことができなくなる「相対的な質の低下」を生じさせないためにも、ICTの技術を使いながらも誰にとっても使いやすいモノを作っていくことが必須なのです。
 そのために、まず「高齢者の方にとって、そのモノはどんなふうに使いにくいのか」を徹底して明らかにしていくことが本プロジェクトの目標です。これまでの研究から、高齢者の方にとって使いにくい。使いたくないと感じられるモノのデザインは(実は)一般成人にとっても使いにくい(無理をして使っている)ことがわかってきました。この「ユニバーサルデザインの原理」に基づき、本プロジェクトでは、高齢者の方に「何がどのように使いにくいのかについて情報を提供していただく」という形での社会貢献の場を作っていきます。それが「みんなの使いやすさラボ(みんラボ)」です。
 みんラボでは、参加してくださる方をデータベースに登録し、様々な機器・システムの使いやすさ検証実験に来ていただきます。また、身近なモノの使いやすさについて議論する場や共に新しい機械に挑戦するサークル活動なども積極的に進めていき、参加者の方にとっても「これまでになかった活動の場」としても活用していただくことを目的とします。
 研究の成果として、個別の機器・システムの使いやすさの改善に加えて、より一般的な「高齢者にとって使いやすいデザインの原理」を追究し、公開していきます。またみんラボでの活動により、どのような新しいコミュニティが出来上がっていくのか、こうした組織をどのように作り運営していくことがよいのかについても、明らかにし、社会と共有していきます。


研究開発への関与者

筑波大学
東京都市大学
大正大学
静岡大学大学教育センター
一般社団法人 人間生活工学研究センター
日本電信電話株式会社 NTTコミュニケーション科学基礎研究所
(株) HALデザイン研究所
(株) イデアラボ


コミュニティ紹介 ~ 茨城県つくば市 ~

 みんラボは、茨城県つくば市の中心、つくばエクスプレス「つくば駅」から徒歩10分の場所にあります。つくば市は人口約21万人、代々にわたってお住いの方々から研究学園都市でのお仕事をリタイアされた方まで、多様なタイプの高齢者の方がお住まいであることが、つくば市の特徴の一つです。大学や研究機関が多いこともあり、全体の高齢化率は平均よりやや低め(H20年度で15%)ですが、地区によっては全国平均以上のところ(筑波地区27.3%)もあり、また年を追って高齢者人口は増加をしています。
 つくば市のもう一つの特徴は「身の回りに最先端の技術がある」ことであり、日常的に歩道をロボットが実験走行しているような「少し先進的な街」の眺めも珍しくありません。東京都心から1時間足らず、という地の利もあり、いろいろな企業や団体の方とも協力しつつ、研究を進めていきます。
 みんラボは、プロジェクトとしては筑波地区の大学・研究所の研究者が中心ですが、研究者だけではなく、地域高齢者の方々や近隣に住む大学生たちまで、それぞれ自発的に交流の場として利用していただく中で、新しいタイプの「使いやすさラボ」となるように、努力していきたいと考えています。

みんラボのロゴ
みんラボのロゴ
つくば駅付近
つくば駅付近
みんラボ(現在改装中)
みんラボ(現在改装中)
みんラボ(現在改装中)
みんラボ(現在改装中)

イベント情報

日本認知心理学会 公開シンポジウム
「高齢社会で豊かに生きる:認知心理学の貢献 -脳、山登り、IT機器-」(仮)

日程:2012年3月3日(土曜日)
時間:13時30分~16時30分
場所:つくば国際会議場(中会議室)
つくばエクスプレス「つくば駅」下車 徒歩10分
※参加要項など詳細が決まり次第、こちらに掲載をしていきます。

報道情報


プロジェクトのこれまでの動き

第1回領域シンポジウム 発表資料(PDF:795KB)
第2回領域シンポジウム 発表資料(PDF:1,269KB)
第3回領域シンポジウム  発表資料(PDF:467KB)  ポスター(PDF:591KB)
第4回領域シンポジウム  発表資料(PDF:1,316KB)  ポスター(PDF:498KB)
平成27年度領域シンポジウム  ポスター(PDF:1,143KB)


現場通信

2012年6月7日 サイトビジット報告
2013年3月13日 サイトビジット報告(中林プロジェクト連携)


研究開発実施報告書

平成23年度研究開発実施報告書(PDF:408KB)
平成24年度研究開発実施報告書 (PDF:664KB)
平成25年度研究開発実施報告書(PDF:797KB)
研究開発実施終了報告書(PDF:1,683KB)

関連リンク

筑波大学心理学系
筑波大学葛岡研



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