2016年(平成28年)3月31日をもちまして、領域の活動は終了致しました。

HOME>>RISTEXからの情報>>マネジメントの現場から>>サイトビジット(原田プロジェクト・中林プロジェクト合同)報告

RISTEXからの情報

マネジメントの現場から

2013年3月13日(水)  サイトビジット(原田プロジェクト・中林プロジェクト合同)報告

 平成23年度に採択された原田プロジェクトと中林プロジェクトの合同サイトビジットを実施しました(於:茨城県つくば市)。
 
 原田プロジェクトでは、高齢者がさまざまな機器の「使いやすさ」を検証・議論する場として「みんなの使いやすさラボ(通称みんラボ)」を開設しています。使いやすさの検証実験に協力するボランティア登録会員は170名に達しており、さまざまなバックグラウンドを持つ高齢者が活動しています。

 今回は、原田プロジェクトのみんラボ会員の皆さんに、中林プロジェクトが産学連携で開発中の歩行補助車の使いやすさを検証していただくという、初のプロジェクト連携のサイトビジットになりました。

 まず最初に、中林プロジェクトの取り組みや歩行補助車についての説明を伺い、そのあとでみんラボ会員の皆さんに実際に使い勝手を試していただきました。会員の皆さんは非常に熱心で、歩行補助車を開発した中林プロジェクトの先生方に積極的に質問していたり、押してみたり腰かけてみたりと使いやすさを試している光景がみられました。

 その後のディスカッションでも、みんラボ会員の皆さんからは利用者の目線での意見や質問が相次いで出されました。みんラボ会員のモノの使いやすくするという目的意識の高さを実感し、今後の発展可能性を感じました。それとともに、歩行補助車がさらに使いやすくなり、公共の支援ツールとして街中で広く使われることに期待が持てるサイトビジットになりました。

 今後、本領域で進めようとしているプロジェクト同士の連携強化のために良いきっかけになりました。


この日は、27名ものみんラボ会員に集まっていただきました。

中林プロジェクトメンバーによる歩行補助車についての説明を熱心に聴いていらっしゃるみんラボ会員の様子。

中林先生による歩行補助車の利用の実演。

検証タイムになると、歩行補助車に直接触れて、それぞれが気になることを積極的に確かめます。

歩行補助車についている座面の座り心地を確かめています。

原田悦子先生(左)と中林美奈子先生(右)



RISTEXからの情報