プロジェクト紹介

筒井 健一郎PM 写真

目標9 研究開発プロジェクト多様なこころを脳と身体性機能に基づいてつなぐ「自在ホンヤク機」の開発

プロジェクトマネージャー(PM)筒井 健一郎東北大学 大学院生命科学研究科 教授

概要

さまざまな場面でコミュニケーションを支援する「自在ホンヤク機」を開発し、多様な人々を包摂する社会をもたらします。
神経科学・分子生命科学とVR/AR・ロボット工学の分野の研究者が協力して、こころの状態を定量化する技術を研究するとともに、知覚・認知や運動機能への介入法を研究します。これらの成果を融合して開発する「自在ホンヤク機」は、個人、個人間、または数人から数十人程度の小グループを対象としてコミュニケーション支援を行います。

プロジェクト概要

2032年のマイルストーン

2027年のマイルストーン

研究開発項目ごとの成果概要

研究開発テーマ構成

研究開発テーマ1(東北大学・筒井健一郎、佐々木拓哉、生理学研究所・北城圭一)では、脳・自律神経活動からのこころの状態の読みとり技術を開発します。
研究開発テーマ2(東京大学・星野歩子、ナシリ・ケナリ アミアモハメッド)では、体液、とくにエクソソームからのこころの状態の読み取り技術を開発します。いずれも、動物実験によって基盤技術を策定し、それをヒトに応用します。
研究開発テーマ3(東京大学・長井志江、稲見昌彦、齋藤寛人、東京都立大学・保前文高)では、自在ホンヤク機のシステム開発を行います。自在ホンヤク機のシステムは、上記の生体シグナルと行動情報を人工知能によって解析し、ユーザの意図を読み取る「解釈機」と、VR/ARやロボット工学の技術を駆使して、ユーザにわかりやすく意図を伝える「表現機」からなります。
研究開発テーマ4(東京大学・熊谷晋一郎、昭和大学・中村元昭)では、自在ホンヤク機の社会実装のモデルケースとして、自閉スペクトラム障害やその他発達障害の当事者と家族や就労・修学現場の関係者を対象とし、ニーズの調査から、試作品の評価と開発へのフィードバック、さらには製品化を、ユーザとの積極的な協働に基づいて推進します。
研究開発テーマ5(東北大学・筒井健一郎)として、文科省GIGAスクール構想における端末への搭載など、教育現場への実装を目指します。
研究開発テーマ6(東北大学・大隅典子、原塑)では、自在ホンヤク機にかかわる、倫理的・法的・社会的課題について検討し、その成果を開発や社会実装に反映させます。

研究テーマ構成

課題推進者リスト

筒井 健一郎 東北大学 大学院生命科学研究科 教授
佐々木 拓哉 東北大学 大学院薬学研究科 教授
星野 歩子 東京工業大学 生命理工学院 准教授
稲見 昌彦 東京大学 先端科学技術研究センター 教授
長井 志江 東京大学 ニューロインテリジェンス国際研究機構 特任教授
保前 文高 東京都立大学 人文社会学部 教授
熊谷 晋一郎 東京大学 先端科学技術研究センター 准教授
中村 元昭 昭和大学 発達障害医療研究所 副所長(准教授)
大隅 典子 東北大学 大学院医学系研究科 教授
原 塑 東北大学 大学院文学研究科 准教授
齊藤 寛人 東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教
正古 悠一 東京工業大学 生命理工学院 研究員
北城 圭一 自然科学研究機構 生理学研究所 教授
筒井 健一郎 東北大学 大学院生命科学研究科 教授
佐々木 拓哉 東北大学 大学院薬学研究科 教授
星野 歩子 東京大学 先端科学技術研究センター 教授
稲見 昌彦 東京大学 先端科学技術研究センター 教授
長井 志江 東京大学 ニューロインテリジェンス国際研究機構 特任教授
保前 文高 東京都立大学 人文社会学部 教授
熊谷 晋一郎 東京大学 先端科学技術研究センター 准教授
中村 元昭 昭和大学 発達障害医療研究所 副所長(准教授)
大隅 典子 東北大学 大学院医学系研究科 教授
原 塑 東北大学 大学院文学研究科 准教授
齊藤 寛人 東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教
北城 圭一 自然科学研究機構 生理学研究所 教授
ナシリ・ケナリ アミアモハメッド 東京大学 先端科学技術研究センター 特任研究員

代表機関

東北大学

研究開発機関

東北大学、東京大学、自然科学研究機構 生理学研究所、東京都立大学、昭和大学

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