プロジェクト紹介
概要
AI・数理モデル解析などを活用して、代謝・循環の調節に重要である臓器間ネットワークの機序を包括的に解明します。それに基づき、糖尿病やその併発疾患である心不全などについて、未病期段階の状態をより精密に検出する技術の開発を進めます。さらに、未病段階から正常へと改善する手法の開発を目指し、臓器間ネットワークの制御法を開発します。それにより、2050年には、健診で採血を行わなくても、糖尿病や併発疾患についての情報が本人にフィードバックされ、超早期の段階で正常に復することが一般的となる社会の実現を目指します。
2030年までのマイルストーン
糖尿病や併発疾患に対する予防的介入法を開発し、簡便な超早期診断法を確立します。
- 代謝恒常性維持につながる臓器間ネットワークシステムを明らかにします。
- 代謝恒常性維持について、数理モデル化を活用して包括的な理解につなげ、恒常性の本質を解明します。
- 臓器間ネットワークシステムを制御することで糖尿病や併発疾患の種々の病態を予防的に介入する手法を最適化し臨床試験につなげます
- 非侵襲生体情報取得デバイスを用い、糖尿病や併発疾患を見出し評価する手法を社会実装します。
2025年までのマイルストーン
糖尿病や併発疾患の予防的介入法を提案し、早期段階の簡便な診断につながる手法を開発します。
- 臓器間ネットワークシステムの中から予防的介入法につながる標的候補を同定します。
- これらの標的を制御することで糖尿病や併発疾患の予防的介入法を具体的に提案します。
- 非侵襲生体情報取得デバイスを用いたヒト病態の評価系を作成し、その有用性を実証します。
研究開発項目(クリックすると、それぞれの成果概要ページに遷移します)
課題推進者リスト
研究開発項目[1][5] | 山田 哲也 | 東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 教授 |
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研究開発項目[1][5] | 青木 淳賢 | 東京大学 大学院薬学系研究科 教授 |
研究開発項目[1] | 井上 飛鳥 | 東北大学 大学院薬学研究科 教授 |
研究開発項目[1] | 土井 隆行 | 東北大学 大学院薬学研究科 研究科長・教授 |
研究開発項目[1][2][3][5] | 片桐 秀樹 | 東北大学 大学院医学系研究科 教授 |
研究開発項目[1] | 中村 和弘 | 名古屋大学 大学院医学系研究科 教授 |
研究開発項目[1] | 西村 幸男 | 東京都医学総合研究所 脳・神経科学研究分野 プロジェクトリーダー |
研究開発項目[1] | 吉本 光佐 | 奈良女子大学 研究院 生活環境科学系 教授 |
研究開発項目[1] | 笠原 好之 | 東北大学 大学院医学系研究科 講師 |
研究開発項目[1][2] | 新妻 邦泰 | 東北大学 大学院医工学研究科 教授 |
研究開発項目[1] | 寺谷 俊昭 | 慶應義塾大学 医学部 特任准教授 |
研究開発項目[1][5] | 木村 郁夫 | 京都大学 大学院生命科学研究科 教授 |
研究開発項目[2][5] | 眞鍋 一郎 | 千葉大学 大学院医学研究院 教授 |
研究開発項目[2] | 鈴木 一博 | 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 教授 |
研究開発項目[2] | 正本 和人 | 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 教授 |
研究開発項目[2] | 久米 真司 | 滋賀医科大学 医学部 教授 |
研究開発項目[2] | 松本 桂彦 | 理化学研究所 生命機能科学研究センター 客員研究員 |
研究開発項目[2] | 山田 陸裕 | 理化学研究所 生命機能科学研究センター 客員研究員 |
研究開発項目[3][5] | 藤生 克仁 | 東京大学 医学部附属病院 特任教授 |
研究開発項目[3] | 田宮 元 | 東北大学 大学院医学系研究科 教授 |
研究開発項目[3] | 澤田 正二郎 | 東北医科薬科大学 医学部 教授 |
研究開発項目[4] | 水藤 寛 | 東北大学 材料科学高等研究所 教授 |
研究開発項目[4] | 長山 雅晴 | 北海道大学 電子科学研究所 教授 |
研究開発項目[4] | 千葉 逸人 | 東北大学 材料科学高等研究所 教授 |
研究開発項目[5] | 高山 順 | 東北大学 大学院医学系研究科 准教授 |
研究開発項目[5] | 長谷川 豊 | 岩手医科大学 医学部 特任准教授 |
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- プロジェクト概要(PDF)(256KB)