[情報担体] 2022年度採択課題

香川 景一郎

実世界をサブナノ秒光信号で見る電荷領域計算イメージセンサ

研究代表者
香川 景一郎

静岡大学
電子工学研究所
教授

主たる共同研究者
下ノ村 和弘 立命館大学 理工学部 教授
長原 一 大阪大学 データビリティフロンティア機構 教授
宮崎 大介 大阪公立大学 大学院工学研究科 准教授
安富 啓太 静岡大学 電子工学研究所 准教授
研究概要

従来のカメラシステムでは光検出と処理が分離されていました。本研究ではこれらを融合した新しい高速・高効率センシング・処理パラダイムを提案します。キーデバイスである電荷領域計算イメージセンサは、光電荷操作により時間相関演算と空間フィルタを実現し、深層ニューラルネットワーク(DNN)の入力層と前段の畳み込み層(CNN層)として機能します。意味のある情報のみを抽出してデータ削減し、DNNの後段に渡します。

好田 誠

波動性情報担体を用いた固体多重情報基盤の創出

研究代表者
好田 誠

東北大学
大学院工学研究科
教授

主たる共同研究者
植村 哲也 北海道大学 大学院情報科学研究院 教授
関 剛斎 東北大学 金属材料研究所 教授
研究概要

電気伝導・光学応答共に優れたIII-V族半導体量子構造や強磁性体とのハイブリッド構造を舞台に、偏光多重された光情報を一括して電子スピン波へと転写するトランスデューサーを構築します。そして、この技術基盤に立脚した光電融合型の演算処理を行います。さらに、電子スピン波からマグノンへの相互変換を構築することで、システム全体で波動性を活用できる多重情報処理基盤を確立します。

高橋 有紀子

サーマルマネージメント多値磁気記録システムの開発

研究代表者
高橋 有紀子

物質・材料研究機構
磁性・スピントロニクス材料研究センター
グループリーダー

主たる共同研究者
岡本 好弘 愛媛大学 大学院理工学研究科 教授
グリーブス サイモン 東北大学 電気通信研究所 准教授
首藤 浩文 物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究センター 主任研究員
世伯理 那仁 物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究センター グループリーダー
研究概要

熱を利用した多値磁気記録システムを実現するために、3次元(3D)FePt媒体の開発、3D媒体の磁化反転制御・信号再生技術の開発について研究を進めます。3D-FePt媒体の開発では媒体シミュレータを構築し8Tbit/in2の密度を目指します。3D媒体の動的磁化過程を層分解ダイナミクス測定で明らかにし、高効率磁化反転のための材料設計を行います。また、多値信号を復元するための信号処理方式や誤り訂正符号を開発します。

柳田 剛

固体テンプレート界面材料による堅牢な人工嗅覚デバイス

研究代表者
柳田 剛

東京大学
大学院工学系研究科
教授

主たる共同研究者
石黒 仁揮 慶應義塾大学 大学院理工学研究科 教授
内田 建 東京大学 大学院工学系研究科 教授
研究概要

空間選択的な結晶成長技術を駆使した“固体テンプレート化法による熱的に堅牢な分子認識センサ界面材料”に立脚して、新しい堅牢な分子認識材料を社会実装に向けて加速発展させ、集積化センサデバイス・システムへと展開することで、“堅牢な人工嗅覚センサ機能”を可能にする学術基盤を創製します。

プログラム

  • CREST
  • さきがけ
  • ERATO
  • ACT-X
  • ALCA
  • CRONOS
  • AIPネットワークラボ
  • 終了事業アーカイブズ
  • ご意見・ご要望