[サイバーインフラ] AI共生社会を拓くサイバーインフラストラクチャ

戦略目標

持続可能な社会を支える光と情報・材料等の融合技術フロンティア開拓

新たな半導体デバイス構造に向けた低次元マテリアルの活用基盤技術

Society 5.0時代の安心・安全・信頼を支える基盤ソフトウェア技術

情報担体と新デバイス

最先端光科学技術を駆使した革新的基盤技術の創成

次世代IoTの戦略的活用を支える基盤技術

Society5.0を支える革新的コンピューティング技術の創出

研究総括

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下條 真司(青森大学 ソフトウェア情報学部 教授)

概要

 将来世界的に「AIと共生する社会」となりネットワーク上を流通するデータ量が爆発的に増えていくことが予想されます。そのため、今後、AIをより広く社会で利用していくためには、このデータ流通の中核となる次世代のサイバーインフラストラクチャ(CI)を構築するための様々な課題に対応し、通信や計算における様々な技術的限界やサービス・アーキテクチャの変化による従来の考え方・原理の限界を打破するような独創的なアイデアを持ち、技術と社会の新たな分野を切り拓いていける優秀な若手研究者を育成していくことが不可欠です。
 本研究領域は、現段階での応用への道筋は問わず、「将来的に情報通信・情報科学の革新につながる技術」というキーワードのもとに、若手研究者の新たな発想に基づいた、次世代のCIの創造につながる挑戦的な研究を推進します。具体的には情報、通信、システムアーキテクチャ、セキュリティ、AI、量子、デバイス、ソフトウェア、数理、工学、社会科学等多様な分野にわたる研究を推進し、自身の専門性に立脚しつつも情報通信の幅広い階層を視野に入れた研究を支援します。従来の情報通信の範疇にとどまらない新たな発想も歓迎します。
 研究推進にあたっては若手研究者育成の観点を重視し、異分野交流の場を設けることで、研究推進においては、人材育成の観点を重視し異分野の若手研究者同士が交流し相互に触発する場を設けることで、未来に貢献する先端研究を推進する研究人材の育成や、将来の連携につながる人的ネットワーク構築を図ります。
 なお、本研究領域は文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト(AIPプロジェクト)に参画します。

 本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「持続可能な社会を支える光と情報・材料等の融合技術フロンティア開拓」、「新たな半導体デバイス構造に向けた低次元マテリアルの活用基盤技術」、「Society 5.0時代の安心・安全・信頼を支える基盤ソフトウェア技術」、「情報担体と新デバイス」、「最先端光科学技術を駆使した革新的基盤技術の創成」、「次世代IoTの戦略的活用を支える基盤技術」、「Society5.0を支える革新的コンピューティング技術の創出」のもとに、2024年度に発足しました。

領域アドバイザー

合田 憲人 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授
阿多 信吾 大阪公立大学 大学院情報学研究科 教授
新 麗 (株)インターネットイニシアティブ 技術研究所研究企画室 室長
池永 全志 九州工業大学 大学院工学研究院 教授
大崎 博之 関西学院大学 工学部 教授
河口 信夫 名古屋大学 未来社会創造機構 教授
岸本 充生 大阪大学 データビリティフロンティア機構 教授
塩本 公平 東京都市大学 情報工学部・知能情報工学科 教授
首藤 一幸 京都大学 学術情報メディアセンター 教授
砂原 秀樹 慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科 教授
関谷 勇司 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授
中尾 彰宏 東京大学 大学院工学系研究科 教授
西尾 信彦 立命館大学 情報理工学部 教授
長谷川 剛 東北大学 電気通信研究所 教授
矢野 由紀子 (株)FFRIセキュリティ ナショナル・セキュリティ事業本部 副本部長
山口 弘純 大阪大学 大学院情報科学研究科 教授

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