バイオ産業は巨大な成長が期待される分野だ。しかし現状では、まだ基盤技術の革新が求められている。たとえば農林水産系では簡易で正確な遺伝子検査や、感染体パンデミック防止用の超高感度検出、予防医学系ではガンやアルツハイマーの進行などを検出する疾病マーカーの超高感度検出と定量計測、さらにバイオ系では天然酵素を凌駕するスーパー酵素を迅速に開発する技術や、産業用に白紙から設計した人工細胞を合成する技術が切望されている。本プロジェクトでは、新しいバイオものづくりを実現する人工細胞リアクタで非連続イノベーションを起こす。具体的には分子集積度と目的に応じ、3段階(はかる、つくる、ふやす)で開発を進め、小型・超高感度バイオセンシング装置、高速にバイオマスを処理するスーパー酵素、自己複製が可能な人工細胞によるバイオ技術を創出して社会実装する。
実施体制のポイント
実装化戦略ブレイン:社会実装担当補佐 & 技術担当補佐
- プロジェクト1:即実用化を目指す本気の企業グループ(実用化に近いステージの研究成果をあげている)
- プロジェクト2:分子づくりで起業化をめざす産学合同チーム(酵素の進化技術、産業有望な酵素のエキスパート)
- プロジェクト3:ふえる人工細胞をめざす野心的アカデミア(人工ゲノム合成、複製、起動に必要な技術)
- 基盤技術開発:各プロジェクトの基盤技術を支える技術的コア(各プロジェクトの技術的負担を減少)
野地 博行PMの実施体制の詳細は公式HPをご覧ください。