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YouTube「ERATO深津共生進化機構プロジェクト」チャンネルに新規動画を配信しました。

クヌギカメムシは都市部の公園でもクヌギの木さえあればよくみられる昆虫です。晩秋になるとクヌギの大木の幹の、ヒトの背丈くらいの高さにおりてきて、腹が大きく膨れたメスは、ゼリーのような物質で包まれた細長い卵塊を、樹皮の割れ目に産みつけます。実はこのゼリー状物質は共生細菌を含んでいて、クヌギカメムシの特異な生態や生存戦略を支えています。共生細菌入り卵塊ゼリーとは何か、写真と動画を満載でビジュアルにわかりやすく解説します。

「クヌギカメムシの共生細菌入り卵塊ゼリーとは?」

マイクロ加工技術とは、マイクロメートルサイズの微細な構造物やパターンを作製する技術です。この技術をうまく利用すれば、虫かごの中に昆虫を入れて観察するかのごとく、細菌などのように目に見えない非常に小さな細胞を長期間にわたって観察することができる「マイクロ流体デバイス」を作製することができます。このようなデバイスを用いれば、成長し、分裂し、そして時にはストレスを受けて死んでいく細胞ひとつひとつの様子をつぶさに調べることができます。そのようなマイクロ流体デバイスの作製方法とそれを用いた細胞観察の例を写真と動画でわかりやすく解説します。

「マイクロ流体デバイスを使って細胞を観察してみよう」