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現代の産業社会とグレブナー基底の調和
<計算系グループ>
高山 信毅 | (計算系グループリーダー/神戸大学大学院理学研究科) |
野呂 正行 | (神戸大学大学院理学研究科) |
野海 正俊 | (神戸大学大学院自然科学系先端融合研究環) |
武田 朗子 | (慶応義塾大学理工学部) |
濱田 龍義 | (福岡大学理学部) |
次世代の数学ソフトウエアシステムは、ソフトウエア、解説文書、作業思考環境、書籍などを一体化させた“環境”である。加えて、その環境に一芸に秀でたソフトウエア群をうまく統合して行くのが、健全な開発方向である。KNOPPIX/Math はそのような方向性を持つ“desktop 環境”であるが、解説文書や書籍との統合、一芸に秀でたソフトウエア群との統合については全く未完成である。今後、様々な特色を持つグレブナー基底ソフトウエア群の性能増強とともに、これらを統合した次世代システムのプロトタイプを試験的に提供する。すなわち、本CREST 共同研究者が分担執筆する著書を出版し、グレブナー基底の理論、応用、計算における成果を簡潔に紹介するとともに、開発したソフトウエアを付録に付け、一般のユーザーが臨床試験、実験計画などを含む広範な「現場」においてグレブナー基底を使う伊呂波に習熟できる“環境”の整備に着手する。