研究総括

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西浦廉政

東北大学原子分子材料科学高等研究機構 教授
JST「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」領域 研究総括


領域の視点

 本研究領域は、数学研究者が社会的ニーズの高い課題の解決を目指して、諸分野の研究者と協働し、ブレークスルーの探索を行う研究を対象とするものです。謂わば21世紀におけるデカルト流の数学的真理とベーコン流の経験則の蓄積との統合を目指すものです。
 諸分野の例として、材料・生命・環境・情報通信・金融などが想定されますが、社会的ニーズに対応した新しい研究課題の創出と解決を目指すものであればこの限りではありません。
 諸分野の研究対象である自然現象や社会現象に対し、数学的手法を応用するだけではなく、それらの数学的研究を通じて新しい数学的概念・方法論の提案を行うなど、数学と実験科学の融合を促進する双方向的研究を重視するものです。

領域の構成

 本研究領域の研究には、さきがけタイプ、CRESTタイプの2種類があります。さきがけタイプは個人型研究、CRESTタイプはチーム型研究です。さきがけの研究期間は3年、CRESTの研究期間は5年です。

領域の予定

 本研究領域は、2007年10月に活動を始めました。さきがけの研究提案は2007年、2008年、2009年に募集しました。CRESTの研究提案は2008年、2009年、2010年に募集しました。 本研究領域は、2016年3月に終了します。

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