開催趣旨
私たちは、高度にシステム化された製品に囲まれ、インフラをはじめとする様々な社会システムに支えられて生きている。科学技術の研究成果の社会実装はシステム構築によって達成される場合も多い。まさに現代は「システムの時代」である。そのため、システム設計で鍵となる柔軟なシステム思考とシステム構築で求められる分野横断的なシステム科学技術のレベル向上の必要性が高まってきている。しかし、要素技術偏重の日本ではこの分野の重要性が十分には認識されていない。本シンポジウムでは、システム技術が研究開発を主導している米国と、システム科学が重視され科学技術の主役を演じている中国の実情を、それぞれの政策を推進する当事者から学び、それを踏まえて、日本におけるシステム構築を通したイノベーション実現のための課題とその方策を探る。
概要
日 時 | 2014年2月21日(金曜日) 13:00~17:30 |
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会 場 | ベルサール飯田橋駅前 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前 1F |
主 催 | 独立行政法人 科学技術振興機構 研究開発戦略センター |
後 援 | 文部科学省 特定非営利活動法人 横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合) 公益社団法人日本工学アカデミー 公益社団法人 計測自動制御学会 |
定 員 | 300名(参加費無料、事前登録制) |
使用言語 | 同時通訳(日・英) |

プログラム
時間 | 内容 | 登壇者(敬称略) |
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13:00 - 13:20 |
主催者挨拶 |
中村 道治 (独)科学技術振興機構(JST)理事長 |
来賓ご挨拶 |
原山 優子 総合科学技術会議常勤議員
山脇 良雄 文部科学省大臣官房審議官 (代理)安藤 慶明 文部科学省研究振興局基礎研究振興課課長 |
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第1部:基調講演 |
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13:20 - 14:05 |
Systems Science and Engineering: An NSF Perspective |
全米科学財団(NSF)工学部門 局長 講演資料 |
14:05 - 14:50 |
Systems Science in China |
中国科学院院士、中国科学院数学・システム科学研究院 前院長 |
14:50 - 15:20 |
システム科学技術とイノベーション |
JST研究開発戦略センター センター長 |
15:20 - 15:40 |
休憩 (20分) |
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第2部:パネル討論 (110分) |
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15:40 - 17:25 |
日本再興に向けたシステム構築と社会実装 ~課題と展望~ |
コーディネータ 政策研究大学院大学 教授、JST研究開発戦略センター 副センター長
パネリスト 東京大学 大学院工学系研究科 総合研究機構 特任教授
(独)情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア高信頼化センター 所長
(株)日立製作所 横浜研究所 社会インフラシステム研究部 部長 講演資料なし
東京工業大学 大学院理工学研究科 教授、CREST研究総括
JST研究開発戦略センター 上席フェロー、東京大学名誉教授 |
17:25 - 17:30 |
閉会挨拶 |
有本 建男 JST研究開発戦略センター 副センター長 |