SSHとは

類型(基礎枠・文理融合基礎枠、重点枠)

最終更新日:2024年4月1日

基礎枠・文理融合基礎枠

基礎枠の画像

基礎枠

自然科学を主とする先進的な科学技術、理科・数学教育(以下「理数系教育」という。)に関する研究開発を実施し、将来のイノベーションの創出を担う科学技術人材の育成を目指す。

文理融合基礎枠の画像

文理融合基礎枠

社会の諸課題に対応するため、自然科学の「知」と人文・社会科学の「知」との融合による「総合知」を創出・活用した先進的な理数系教育に関する研究開発を実施し、将来のイノベーションの創出を担う科学技術人材の育成を目指す。

開発型(指定期間5年)

研究仮説を一から設定・検証し、新規性のある教育課程等の研究開発を実施。

実践型(指定期間5年)

新規の研究仮説の設定を必須とせず、今までに開発してきた教育課程等の実践的な研究開発を実施。

先導的改革型(指定期間3年)

科学技術人材育成におけるシステム上の課題を自ら設定し、当該課題に挑戦する意欲的な研究開発を実施。

認定枠 (指定期間5年)

科学技術人材育成の全国的なモデルとしてこれまでの研究開発の成果を基にした多様な実践活動の展開・普及を実施。

SSH指定校の目指す姿の画像

科学技術人材育成重点枠
(最長5年間)

SSH 指定校は基礎枠の取組に加え、科学技術人材の育成に係る更なる取組を行う場合、希望すれば科学技術人材育成重点枠に応募可能(開発型、実践型のSSH 指定校が対象。認定枠のSSH 指定校については広域連携のみ)。応募のあった学校に対して審査の上、追加支援を行う。その場合、以下5区分のいずれかの取組を行う。

広域連携

理数系教育における広域連携の拠点校として、SSH指定校としての経験等で培った理数系教育のカリキュラムや指導法、評価法、関係機関とのネットワーク構築手法等を、管理機関の協力を得ながら、オンライン等を活用すること等を通じて、都道府県全体、都道府県を超えた広域又は全国的に他校(SSH指定校以外の学校を含む。)へ普及し、広く周辺地域全体の理数系教育の質の向上を図る。

海外連携

海外における先進的な理数系教育を行う学校や研究機関等との間でオンライン等も活用しながら定常的な連携関係を構築して、国際性の涵養を図るのみでなく、将来、言語や文化の違いを超えて共同で研究活動等を行えるような人材の育成を目指す。

革新共創

社会問題・地域課題について、NPO法人・企業等との連携や、先端的な科学技術の知見やデータサイエンスの手法等を活用しながら、文理横断的な領域も含めた科学的な課題研究を行うことにより、新たな価値の創造を志向する人材を育成する。

高大接続(高大接続による
一貫した理数系トップレベル
人材育成プロセスの開発・実証)

高校が主体となり、大学との組織的な協力の下に、その人材像や身に付けさせる資質・能力について共通理解を形成し、①高校段階、②大学入試から大学入学までの段階、③大学入学後の各段階における科学的な課題研究等を通して、一貫した人材育成プロセスを共同で開発・実証することによって、将来のサイエンス、イノベーションを牽引するロールモデルとなるような理数系トップレベル人材を育成する。

その他

上記4つの区分以外の科学技術人材育成に資する特色ある取組。
例えば、「全国的な規模での共同研究」として、国内の複数の高等学校等が、それぞれの地理的条件や環境を活かし、単独校では実現しがたい全国的な共同研究を実施する、等が考えられる。