知財活用支援事業について
大学等の研究成果の権利化支援、パッケージ化、企業へのライセンス、産学マッチング機会の提供および技術移転人材の育成等を実施しています。大学等における知的財産マネジメントの取り組み、技術移転および産学連携活動を総合的に支援することにより、イノベーション創出に寄与します。
■権利化支援
大学等の特許出願であって、将来的に技術移転及び特許利用の可能性が高いものを、大学等保有のまま外国特許の取得を支援します。PCT出願及び国内移行において、費用面やJST担当調査員による権利強化や活用のための助言等で総合的に支援します。
■特許相談
大学等が行なう特許出願・活用に関する様々な課題に対して、1件ごとにJST担当調査員がつき、国内出願前後の発明について特許の強化、活用の可能性を高めるための客観的なアドバイス等の提供を行ないます。
■パッケージ化〜知財譲受〜
大学等の知財のうち、技術移転やイノベーション創出の期待が持てるが大学等単独では保有困難な特許について、出口を見据えJSTが譲り受けるなどして集約し、大学と協力しながら積極的な活用促進を図ります。
■パッケージ化〜スーパーハイウェイ〜
JSTが保有する特許のうち、技術的優位性が高く社会的・経済的波及効果が期待されるものについて、実証検証も行うことで実用化に必要な(周辺)技術の権利化を行い、特許パッケージとしての企業への訴求力を高め早期の活用を図ります。
■ライセンス(開発あっせん・実施許諾)
JSTの研究開発プログラムの成果により創出された発明のJST名義での権利化・ライセンス(実施許諾)やプログラム終了後に創出された発明を出願前譲受した集約特許、大学等名義特許のライセンス(開発あっせん)およびこれらの特許を組み合わせた利活用により、企業への技術移転を推進します。
■大学見本市〜イノベーション・ジャパン
大学などの研究成果の実用化を促進するため、全国の大学・高専などの研究シーズを展示会場に一堂に集め、来場した企業関係者へ紹介する場を提供し、優れた技術シーズと産業界のニーズとのマッチングを図ります。
■新技術説明会
大学、公的研究機関、JSTの各種事業により生まれた、研究成果の実用化を促進するため、企業に対し研究者自ら実用化を展望した成果の発表を行います。
■産から学へのプレゼンテーション
企業側が、「解決すべき技術課題」や「共同研究したい課題等」などのニーズ情報を、大学側に対して発信するニーズ先行型のマッチングイベントです。
■目利き人材育成プログラム
大学等の研究成果の実用化を促進する人材の育成・確保のため、大学・TLO・公的研究機関・地方自治体等で産学官連携・技術移転業務に携わる人材(目利き人材)の専門能力の向上、ネットワーク構築等を目的として、2002年度より実施しています。