この研究領域は、内分泌かく乱物質問題の本質的な理解と解決をめざした研究を対象とする領域です。
具体的には、ヒトや野生生物を対象とした内分泌系への作用メカニズムの解明、これを発端とする生殖、神経／行動、発達、免疫等への影響のメカニズムの解明、ヒトおよび生態系に対する個別さらには複数の内分泌かく乱物質に関する量と影響、量と反応の関係の評価、それらをもとにした対策技術に関する研究等を対象とします。

□梅澤 喜夫　（東京大学大学院理学系研究科　教授）
「内分泌かく乱化学物質の細胞内標的分子の同定と新しいバイオモニタリング」　 （312ｋｂ）

□香山 不二雄　（自治医科大学保健科学講座　主任教授）
「植物由来及び人工の内分泌かく乱物質の相互作用」　 （132ｋｂ）

□堤　　治　（東京大学医学部　教授）
「ヒトを含む哺乳類の生殖機能への内分泌かく乱物質の影響」　 （247ｋｂ）

□遠山 千春　（国立環境研究所　領域長）
「リスク評価のためのダイオキシンによる内分泌かく乱作用の解明」　 （238ｋｂ）

□名和田 新　（九州大学医学部　教授）
「核内受容体・共役因子複合体と内分泌かく乱物質」　 （340ｋｂ）

□藤井 義明　（筑波大学先端学際領域研究センター　客員教授）
「内分泌かく乱物質の生体毒発現のメカニズムとモニター系の開発」　 （150ｋｂ）

□諸橋 憲一郎　（岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所　教授）
「性分化機構の解明」　 （106ｋｂ）

□有賀 寛芳　（北海道大学大学院薬学系研究科　教授）
「内分泌かく乱物質による精子形成異常に関与する癌遺伝子産物DJ-1とAMY-1」　 （182ｋｂ）

□井口 泰泉　（岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター　教授）
「内分泌かく乱物質の動物への発生内分泌学的影響」　 （187ｋｂ）

□岩本 晃明　（聖マリアンナ医科大学　教授）
「内分泌かく乱物質のヒト生殖機能への影響」　 （257ｋｂ）

□黒田 雅彦　（東京医科大学第一病理学講座　講師）
「内分泌かく乱物質が減数分裂、相同組み換えに与える影響」　 （148ｋｂ）

□黒田 洋一郎　（(財)東京都神経科学総合研究所　客員研究員）
「内分泌かく乱物質の脳神経系機能発達への影響と毒性メカニズム」　 （188ｋｂ）

□交久瀬 五雄　（大阪大学大学院理学研究科　教授）
「高感度質量分析計の開発と内分泌かく乱物質の測定」　 （520ｋｂ）

□川戸 佳　（東京大学大学院総合文化研究科　教授）
「脳ニューロステロイド作用を撹乱する環境ホルモン」　 （160ｋｂ）

□武田 健　（東京理科大学薬学部　教授）
「大気中に存在する新しいタイプの内分泌撹乱物質」　 （114ｋｂ）

□長濱 嘉孝　（岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所　教授）
「魚類生殖内分泌系に及ぼす内分泌かく乱物質の影響の分子メカニズム」　 （197ｋｂ）

□宮本 薫　（福井医科大学　教授）
「生殖系での低濃度内分泌攪乱物質関連遺伝子データベースの構築」　 （113ｋｂ）