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  はじめに 総論 研究実施報告書 関連データ 代表研究者索引  

 

がんやウィルス感染症に対して有効な革新的医薬品開発のための糖鎖機能の解明と利用技術の確立
個人の遺伝情報に基づく副作用のないテーラーメイド医療実現のためのゲノム情報活用基盤技術の確立
医療・情報産業における原子・分子レベルの現象に基づく精密製品設計・高度治療実現のための次世代統合シミュレーション技術の確立
情報処理・通信における集積・機能限界の克服実現のためのナノデバイス・材料・システムの創製
非侵襲医療システム実現のためのナノバイオテクノロジーを活用した機能性材料・システムの創製
環境負荷を最大限に低減する環境保全・エネルギー高度利用の実現のためのナノ材料・システムの創製
遺伝子情報に基づくたんぱく質解析を通した技術革新
先進医療の実現を目指した先端的基盤技術の探索・創出
新しい原理による高速大容量情報処理技術の構築
水の循環予測及び利用システムの構築
技術革新による活力に満ちた高齢化社会の実現
大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦
分子レベルの新機能発見を通じた技術革新
脳機能の解明
環境にやさしい社会の実現
資源循環・エネルギーミニマム型社会システムの構築
 

戦略目標
新しい原理による高速大容量情報処理技術の構築

現行のコンピュータをベースとした情報処理技術は、ハードウェア・ソフトウェア共に飛躍的な進歩を遂げ、20世紀における情報革命として社会の変革に多大な役割を果たしてきた。しかしながら、デバイスの微細化やアルゴリズム上の限界によりこれまでのペースでの性能・容量の向上は望めなくなってきている。
一方、コミュニケーションの多様化に伴う通信・計算容量の増大や、立体映像データ処理や複雑系の解析を行うための高速演算の必要性等、高速大容量情報処理技術に対する社会的ニーズは依然として高く、これらのニーズに応じた技術の確立が喫緊の課題となっている。
このため、戦略目標として「新しい原理による高速大容量情報処理技術の構築」を設定し、量子コンピュータ、分子コンピュータ、ニューロコンピュータ等を含む新しい原理に基づく計算機構の探索を行うとともに、ノイマン型コンピュータにおいても全く新しい技術を導入し、新デバイスや通信技術も含めた高速大容量情報処理環境を構築するための要素技術を探求・確立することを目指す。
なお、本戦略目標の下で行われることが想定される研究としては、例えば、量子計算理論及び量子システムの探索・開発、生体工学と情報処理科学による新規原理・システム等の探索・開発等が考えられる。


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研究領域 研究総括
「情報社会を支える新しい高性能情報処理技術
−量子効果、分子機能、並列処理等に基づく新たな高速大容量コンピューティング技術の創製を目指して−
田中 英彦
(東京大学大学院情報理工学系研究科 研究科長)

この研究領域は、高速大容量情報処理に不可欠な新しい情報処理システムの実現に向け、その技術についてのハードウエア、ソフトウエアの研究を対象とするものです。
具体的には、量子コンピュータや分子コンピュータ等を含む新しい原理に基づく情報処理システム、従来型のコンピュータの性能を新しい時代に合わせて飛躍的に向上させる要素技術、従来システムの安全性や信頼性向上のための技術、大負荷に耐えられる大容量システム技術等に関する研究が含まれます。

伊藤 公平 (慶應義塾大学理工学部 助教授)
「全シリコン量子コンピュータの実現」  (179kb)

井上 光輝 (豊橋技術科学大学工学部 教授)
「超高速ペタバイト情報ストレージ」  (657kb)

中島 浩 (豊橋技術科学大学工学部 教授)
「超低電力化技術によるディペンダブルメガスケールコンピューティング」  (140kb)

萩谷 昌己 (東京大学大学院情報理工学系研究科 教授)
「多相的分子インタラクションに基づく大容量メモリの構築」  (186kb)

木下 佳樹  (産業技術総合研究所情報処理研究部門 情報科学研究グループ長 )
「検証における記述量爆発問題の構造変換による解決」  (136kb)

坂井 修一  (東京大学大学院情報理工学系研究科 教授)
「ディペンダブル情報処理基盤」  (104kb)

寅市 和男  (筑波大学電子・情報工学系 教授)
「フルーエンシ情報理論にもとづくマルチメディアコンテンツ記述形式」  (135kb)

武藤 俊一  (北海道大学大学院工学研究科 教授)
「量子情報処理ネットワーク要素技術」  (111kb)