この研究領域は、ナノテクノロジーを活用した高効率のエネルギー変換・貯蔵技術、環境調和型の省エネルギー・新エネルギー技術を創製し、環境改善・環境保全に資する研究、および、ナノオーダーで構造・組織等を制御することにより、省エネルギーを達成し、エネルギーの高度利用に資するこれまでにない高度な物性を有する機能材料・構造材料・システム等を創製する研究等を対象とするものです。
具体的には、エネルギー効率の極めて高い、高効率・高選択的物質変換プロセスや循環型エネルギーシステムを実現するためのナノ機能材料・システム、熱電変換素子等の創製を目指す研究、新しい太陽電池・燃料電池あるいは熱線反射材料・セルフクリーニング材料等の環境調和型の新エネルギー・省エネルギーに係わるナノ機能材料・システム等の創製を目指す研究、エネルギーの高度利用に資するナノオーダーで材料組成・組織構造・表面界面等を制御した高機能ナノ構造材料の創製に係わる研究、および、これらの構築に必要となるプロセス技術や評価技術に係わる研究等が含まれます。なお、本研究領域は戦略目標「情報処理・通信における集積・機能限界の克服実現のためのナノデバイス・材料・システムの創製」および「非侵襲性医療システムの実現のためのナノバイオテクノロジーを活用した機能性材料・システムの創製」にも資するものとなります。
□金村
聖志 (東京都立大学大学院工学研究科 教授)
「高次規則配列複合構造体を用いたエネルギー変換デバイスの創製」
(74kb)
□木島
剛 (宮崎大学工学部 教授)
「高機能ナノチューブ材料の創製とエネルギー変換技術への応用」
(71kb)
□工藤
昭彦 (東京理科大学理学部 助教授)
「可視光水分解を目指したナノ構造体光触媒の創製」
(85kb)
□鯉沼
秀臣 (東京工業大学応用セラミックス研究所 教授)
「電界効果型ナノ構造光機能素子の集積化技術開発」
(93kb)
□河本
邦仁 (名古屋大学大学院工学研究科 教授)
「ナノブロックインテグレーションによる層状酸化物熱電材料の創製」
(113kb)
□佐々木
高義 ((独)物質・材料研究機構物質研究所 主席研究員)
「光機能自己組織化ナノ構造材料の創製」
(98kb)
□中戸
義禮 (大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)
「界面ナノ制御による高効率な太陽光水分解システムの創製」
(84kb)
□松本
要 (京都大学大学院工学研究科 助教授)
「ナノ組織制御による高臨界電流超伝導材料の開発」
(76kb)
□山木
準一 (九州大学機能物質科学研究所 教授)
「ナノ構造単位材料から構成される電力貯蔵デバイスの構築」
(90kb)
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