創発POメッセージ(折茂パネル)
創発PO: 折茂 慎一(東北大学 材料科学高等研究所(WPI‑AIMR) 所長 / 金属材料研究所 教授)
【専門分野】 材料工学、無機化学、水素科学
広島大学修了後、神戸製鋼所技術開発本部、広島大学総合科学部、マックスプランク研究所金属研究所(フンボルト財団研究員など)を経て、2009年より東北大学金属材料研究所教授(2015~2019は附属先端エネルギー材料理工共創研究センター長)、2019年より同大学材料科学高等研究所(WPI‑AIMR)所長も務める。この間、総長特別補佐、総長プロボスト室員など併任。現在、高エネルギー加速器研究機構客員教授、九州大学連携教授、日本MRS 理事、水素科学技術連携研究会代表理事、日本学術会議連携会員。博士(学術)。日本金属学会功績賞、Hydrogen & Energy Award、本多フロンティア賞、文部科学大臣表彰科学技術賞などを受賞。材料中での水素の結合多様性が関与する基礎・応用研究を通じて、高密度水素貯蔵・超イオン伝導・超伝導・データサイエンス・ロボティクスなどの観点で多角的に水素科学に取り組む。
POメッセージ
「材料」は技術革新の源泉です。金属・半導体・セラミックス・高分子などの多彩な材料が、現代のエネルギー・情報通信・医療健康・高速移動などあらゆる技術分野で利活用されており、多くの技術革新は高性能な材料の創製によってもたらされたといえます。このような材料創製をいっそう加速するためにも、若手研究者の柔軟な発想に基づく創発的研究を推進することが不可欠です。
本パネルでは、材料物性、構造・機能、界面・ナノ構造、加工・組織制御、錯体化学、触媒・資源、原子力、ナノ・マイクロシステムなどに関するテーマ、さらにAI・ロボティクス・データサイエンスやプロセスサイエンス、そして各種の先端計測技術などからのアプローチも含め、材料・化学(金属・無機)分野での創発的研究につながる可能性を秘めたさまざまな研究提案を募集します。
皆さんの研究提案を真の創発的研究として展開するためには、学問分野や組織・国境、そして時にご自身のこれまでの研究観など含めて、超えるべきいくつかのBoundary(境界)があることでしょう。本パネルでは、それぞれの熱意や誇りを尊重したうえで、さまざまなBoundaryを超えようとする挑戦が進むよう、経験豊かなアドバイザーやJST創発的研究推進部の方々と一緒に、継続的にそして全力で応援したいと思います。
将来多くの技術分野につながるような誰も想像できなかった研究成果が、本パネルから数多く創出されることを期待してやみません。その出発点となる、多岐にわたる魅力的な研究提案をお待ちしています。Across your Boundaries!