創発POメッセージ(馬場パネル)

創発PO: 馬場 秀夫(熊本大学 学長特命補佐)


【専門分野】 消化器外科学、外科学一般

九州大学にて博士号(医学)取得後、米国テキサス大学、九州大学、国立病院九州がんセンターを経て、2005年より熊本大学教授に就任。熊本大学医学部附属病院副病院長を経て、2021年より同副学長兼病院長。日本外科学会会頭、日本癌治療学会監事、日本消化器外科学会評議員、日本消化器癌発生学会理事などを歴任し、日本消化器外科学会賞JSGS Science of the Year 2023(学術部⾨)や第29回日本癌治療学会中山恒明賞等、多数受賞。消化器癌進展機序解明や治療法開発、治療効果・予後予測のバイオマーカー探索等、消化器外科研究の第一人者。国内外の留学を推進する等、世界で活躍できる若手研究者の次世代育成に尽力。

POメッセージ

 医学・医療の進歩は日進月歩であり、特に臨床においてのさまざまな診断・治療法の進歩の速さには目を見張るものがあります。そのような中、臨床に付随した研究を行う際には、今流行りの研究課題に着目した研究や短期間で成果が得られる研究に流れやすい傾向にあります。 創発的研究支援事業は「破壊的イノベーションにつながるシーズの創出」を目指すものであり、「既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・独創的・融合的な多様な研究」を長期にわたって支援する事業です。 従って、限られた期間で結果を出すことのみに集中するのではなく、リスクを恐れず野心的な研究の構想に対して長期的に真摯に取り組み、チャレンジする姿勢を評価したいと考えます。
 本パネルでは臨床医学全領域(脳神経系以外)における若手研究者の支援をします。臨床的に解決されていない病態の解明、新たな診断・治療法に結び付く可能性のある基礎的研究、など臨床医学全般における明確な目的を有する革新的研究を歓迎いたします。
 現在、研究は研究手法・技術も多様であり、挑戦的な研究を遂行するには、限られたチーム・限られた研究設備のみで行うことは時として困難であるため、本事業ではパネル内あるいは異分野パネルの研究者とも相互に交流し、アイデアを出し合い融合的研究に発展することができるようアドバイザーの協力の下、最大限の支援を心掛けたいと思います。更には、創発事業を足掛かりに国際頭脳循環を促進し世界的なコンソーシアムにおいて将来活躍できる研究者として成長してほしいとの希望も持っております。
 是非多くの若手研究者の皆さんに、臨床医学における独創的でチャレンジングな研究を提案していただき、共に切磋琢磨しながら破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指したいと思います。