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No.6-5M1011月6日(日) 10:30~12:00
ステージ企画
日本のトップ研究者や研究者を支えるリサーチ・アドミニストレーターは普段どのような日々を過ごしているのでしょうか。本企画は、ERATOの研究総括をはじめとする、日本のトップ研究者らに質問を数多く投げかけて答えてもらう、掛け合い形式のトークセッションです。研究者らに普段の仕事や生活についてお話しいただき、そこから生まれた疑問や気になっていた素朴な疑問を直に投げかけ、研究者のリアルを探っていきます。4名の登壇者との活発なコミュニケーションを通じて、研究者のみならず研究に関連する仕事など、日本の研究現場を知ることで、サイエンスとの関わりや将来のキャリアについて考える機会になることを期待しています。
博士取得後、米国NIHで博士研究員ののち、理化学研究所に研究員として帰国。
その後、早稲田大学 先進理工学部の教授を経て、2018年から東京大学 定量生命科学研究所の教授を務めている。
生命の根幹を担うクロマチンの謎を解明するために日夜研究に没頭している。生命の不思議を歌で届けるシンガー・ソングライティング活動も行っている。
Youtubeリンクはこちら、https://bit.ly/3zq8wgA。
2002年に博士取得後、北海道大学医学研究科と米国ノースカロライナ大学/ハワードヒューズ医学研究所で博士研究員としてエピジェネティクス研究に従事。
2009年に帰国し、京都大学キャリアパス形成ユニット、東京大学分子細胞生物学研究所(いずれもテニュアトラック教員)等を経て、2020年より東京大学定量生命科学研究所の教授を務めている。
博士取得後、2003年春から神奈川アカデミーおよび神戸大学にて博士研究員として研究をおこなう。
2004年冬に東工大理学部物理学科の助手となり、現在は助教を務めている。
生命の謎を解き明かすべく、細胞内にある分子の様子を分子レベルの分解能で観察できる光学顕微鏡を自作している。
胡桃坂ERATOによって、この顕微鏡を完成させ、クロマチンの謎の一つでも解明できればと思っている。
修士取得後、2012年より理化学研究所にてテクニカルスタッフとして勤務。
その後、早稲田大学理工学術院 研究助手、東京大学定量生命科学研究所 学術支援職員を経て、2021年より東京大学定量生命科学研究所 学術支援職員を務めている。2022年よりURA兼務。
10:30 |
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オープニング |
10:35 |
研究者らの普段の仕事や生活についてのお話 |
10:55 |
質問のシンキングタイム① |
11:05 |
質問タイム① |
11:15 |
質問のシンキングタイム② |
11:20 |
質問タイム② |
11:30 |
(実地参加者のみ)アンケート |
DNAの構造を用いた皮膚移植の研究に関して、将来的にiPS細胞の技術が発展し、新しい技術を用いて脳や神経の「本当の再生」をできるようになるかもしれない。そのようなことができるようになると、世界に与えられるインパクトは大きいだろう。研究者になりたいと思ったことはなく、ミュージシャンなどになりたいと思っていて、研究者になってみて楽しいと気づいた。将来どんな職につくかはわからない。やりたいことを見つけてほしい。
胡桃坂先生、岡田先生、藤芳先生、飯倉さんから、研究やご自身の趣味について紹介後に、参加者からの質問に答えることで、登壇者と参加者間で、まぜて・こえて・つくりだした。以下は主な質疑応答。
Q.DNAはなぜらせん構造?
A.良い質問!らせん構造でないとDNAの構造を維持できない。
Q.今まで一番嬉しかったことは?
A.学生が自分の研究に参加してくれることや、論文が出たこと。/論文に自分の名前が載ったこと。/論文は他の研究者との競争。生き残れる。つまり成果が定着していくと嬉しい。
Q.どうしてクロマチンの研究者になった?
A.(胡桃坂先生から)実は、最初はミュージシャンになりたくて上京し、4年間軽音楽に全力を注いだところ、鳴かず飛ばずであった。その後アメリカに向かいクロマチンの研究を始めた。(そこの研究者から、「DNAとRNAって似てますね」という言葉があり、衝撃を受けた。)今は、クロマチンの研究者になってよかった!こんなに面白い仕事はない!と感じている。
Q.海外で研究したいと思ったことはある?
A.日本では日本独自の研究ができるため、ない。日本のモノづくりの技術があって研究ができる。/予算や設備など、研究環境がより良いなら行きたい。
DNA、クロマチン、URA(研究を支援する仕事)、DNAの構造、皮膚移植、再生医療、精子の形の違い、好きな元素、研究者になるきっかけ、趣味は研究、高校時代は剣道部、子供の頃の夢はミュージシャン、日本のモノづくり