《サイエンスアゴラオンライン》
1020日(木)~22日(土)

《前夜祭》
111日(火)

《サイエンスアゴラ実地開催》
114日(金)~6日(日)

アクセス ACCESS

サイエンスアゴラ2022
開催によせて

■主催者挨拶

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平素より科学技術振興機構(JST)の活動にご支援を賜り、御礼申し上げます。

JSTは国の科学技術・イノベーション基本計画の中核を担う機関として、我が国の科学技術力の強化に向けて、新たなシーズを生み育む研究開発や、それを担う人材育成、国際連携の推進等、様々な事業に取り組んでいます。

社会と科学の間のコミュニケーションを推進して、科学技術の姿やその可能性を広く社会に伝え、また科学技術への期待や不安など社会の声を集めることもまた、私たちの重要なミッションの一つです。

その代表的な取り組みとして、JSTはあらゆる立場の方々が年齢、国境、学問分野などを超えて自由に参加し、垣根なく対話するオープンフォーラム「サイエンスアゴラ」を2006年から毎年開催してきました。17回目となる今年は、「まぜて、こえて、つくりだそう」をテーマに掲げ、そこに集う人々の知恵を“まぜて”、今ある枠組みや思い込みを“こえて”、対話を紡いでよりよい未来を“つくる”ことに挑戦します。

「アゴラ」とは古代ギリシャ語で「広場」を意味します。この開かれた広場で、 最先端の科学技術をわかりやすく伝える企画、STEAM教育やSDGsに貢献する取り組みを紹介する企画、ありたい未来社会の創造や社会課題解決に向けて共創を目指す企画など、140を超えるプログラムが実施されます。

これらの企画を通じて、普段出会うことのない様々な人たちが出会い、わくわくする経験が生まれ、熱気にあふれる対話や新たな連携が育まれることを祈念しております。

今年は、直近2年間のオンライン開催に加え、3年ぶりに実地での開催を復活します。是非多くの方のご参加、ご来場を心よりお待ちしております。

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
理事長
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■後援機関からのメッセージ

文部科学大臣政務官
山本 左近 様

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このたび、17回目のサイエンスアゴラ2022が開催されますことを心からお祝い申し上げます。

サイエンスアゴラは、国内外の子供から大人まで、世代やセクターを超えて多様なステークホルダーが集い、対話・共創を通じて、科学技術と社会の関係を深める、歴史ある日本最大級のオープンフォーラムです。今年は3年ぶりに現地開催が復活し、大変うれしく思います。

文部科学省では、これまで科学技術・イノベーション基本計画を踏まえ、第1期では、科学技術の理解増進、第2期では、双方向コミュニケーション、第3期では、研究者等と国民の対話、第4期では、国民の政策過程への参画、第5期では、対話・協働による共創というように、段階的に科学技術と社会との関係の深化に取り組んでまいりました。サイエンスアゴラはまさにその一翼を担ってきました。

昨今、地球温暖化、新型コロナウィルス感染症、デジタル・トランスフォーメンション、ロシアによるウクライナ侵略などにより、我が国の経済・社会を取り巻く状況が大きく変化しています。
このような変化に適切に対応し、我が国の発展を実現していくために、岸田政権では「新しい資本主義」の重要な柱として「科学技術・イノベーション」の推進を掲げ、科学技術立国の実現に取り組んでいます。中でもイノベーション人材の育成は未来への投資として極めて重要です。

科学技術・イノベーションの重要性の高まりとともに、科学技術と社会との関係がますます深まってきています。
昨年3月に決定された第6期科学技術・イノベーション基本計画では、市民参画など多様な主体の参画による知の共創と多層的な科学技術コミュニケーションの強化、人文・社会科学と自然科学の融合による「総合知」の活用が盛り込まれており、サイエンスアゴラが果たす役割は一層重要になっています。

加えて、科学技術・イノベーション人材育成の観点から、初等中等教育段階における探究・STEAM教育の充実が注目されています。本年6月、総合科学技術・イノベーション会議が「Society5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ」を決定しました。サイエンスアゴラは、日本科学未来館とともに、探究・STEAM教育を支える社会のエコシステムの1つとして位置付けられています。

今年のサイエンスアゴラでは、サイエンスの楽しさを伝えるプログラムから、SDGsなどの社会課題解決やイノベーション創出のあり方を考えるプログラムまで、約140の多彩なプログラムが展開されます。
サイエンスアゴラ2022が新たな科学技術・イノベーションや価値創造につながる共創の機会となることを期待しています。

3年ぶりの現地開催に向けて御尽力いただいている国立研究開発法人科学技術振興機構や関係省庁並びに各企画の主催団体をはじめ、関係の皆様に深く敬意を表します。
大人から子供まで大勢の皆様に御参加いただけますことを心から期待しております。

内閣府
科学技術・イノベーション推進事務局審議官
髙原 勇 様

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本年度のサイエンスアゴラ開催を御祝い申し上げます。
サイエンスアゴラは、異なる分野・セクター・年代・国籍を超えた人々をつなぎ、主体的な活動を対話・協働を通じて推進するという重要な役割を担っています。
サイエンスアゴラが掲げるビジョンである「科学とくらし ともに語り 紡ぐ未来」は、科学技術・イノベーションを進めていく中で重要な考え方になるものだと思います。
昨年までは、新型コロナウイルスの影響によりオンラインのみでの開催でしたが、本年はオンラインと実地でのハイブリッド開催となるため、アフターコロナを見据え、双方のメリットを生かした活発な議論が多く行われることを期待しています。

岸田政権では、成長戦略の柱の一つとして「科学技術立国の推進」を掲げています。資源の乏しい我が国が永続的に反映し、国際的に競争力を持ち続けるには、高い科学技術が欠かせません。
政府は本年6月、統合イノベーション戦略2022を策定いたしました。統合イノベーション戦略2022では、科学技術・イノベーション政策の3本の柱として「知の基盤(研究力)と人材育成の強化」、「イノベーション・エコシステムの形成」、「先端科学技術の戦略的な推進」を制定し、我が国が目指す社会(Society 5.0)の実現に向け、3本の柱を束ね、相互に連携させながら、政策を効果的・効率的に推進することを目標としています。
幅広い年代、分野の参加者が集うサイエンスアゴラが、イノベーション創出のプラットフォームとしての役割を果たし、次世代の若い方々の育成と発展へ貢献していくことを望んでおります。

最後になりますが、サイエンスアゴラ開催にあたり、企画・立案、運営に御尽力をいただきました、JST、関係省庁並びに関係機関の皆様、さらには出展者の皆様、参加者の皆様に敬意を表するとともに、日本の、そして世界の科学技術・イノベーションの更なる進展を祈念しまして、挨拶とさせていただきます。

日本経済団体連合会
産業技術本部長
小川 尚子 様

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サイエンスアゴラ2022の開催を心からお慶び申し上げます。

私たちは現在、国内外における格差の拡大と再生産、地球環境や生態系の破壊といった様々な社会課題に直面しています。コロナ禍は、これらの課題を浮き彫りにするとともに、デジタル化の急速な進展など社会に大きな変化をもたらしています。

こうした状況の中、経団連はコロナ禍からの回復と持続的な成長のために、「サステイナブルな資本主義」を提唱しております。これは岸田政権の掲げる「新しい資本主義」とも軌を一にするものです。サステイナブルな資本主義を実現するカギとなるのは、最先端の科学技術を活用した持続可能で豊かな未来社会、Society 5.0 for SDGsに他なりません。同時に、そして複合的に押し寄せる国内外の難局を乗り越えるには、科学技術の力で社会全体にイノベーションを起こしていくことが不可欠です。

イノベーションの源泉は、多様性です。人種、国籍、年齢、性別、専門、職歴など様々な人々や、組織、分野を超えた社会のあらゆる主体が出逢い、交わり、価値を協創するオープンイノベーションのエコシステムを構築する必要があります。

サイエンスアゴラ2022が「まぜて、こえて、つくりだそう」というテーマのもと、多様な分野、年代、地域の第一線の方々が参集し、こうしたエコシステム構築の重要な役割を担うことで、Society 5.0 for SDGsという未来を共に創り上げていく契機となることを期待いたします。

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
機運醸成局長
堺井 啓公 様

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サイエンスアゴラ2022の開催を心よりお慶び申し上げます。

2025年に開催される日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)の開幕まであと1000日を切り、開幕日を念頭に置いて、イメージして準備を行うステージに入りました。「2025年大阪・関西万博3年前イベント~テーマ事業『いのちの輝きプロジェクト』発表会~」や「民間パビリオン出展者発表会」での科学技術の要素が織り込まれた構想に、ワクワクされた方もいらっしゃったことと思います。

「いのち輝く未来社会のデザイン」という大阪・関西万博のテーマは、一人一人が自らの望む生き方を考え、その可能性を最大限に発揮できるようにするとともに、こうした生き方を支え続けられる持続可能な社会を、国際社会が共創していくことを推し進めるものと言えます。集まった人々の知恵をまぜて、今ある枠組みや思い込みをこえて、よりよい未来をつくることへの挑戦するサイエンスアゴラ2022のテーマ「まぜて、こえて、つくりだそう」と思いは重なります。

加えて、大阪・関西万博のコンセプトは「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」です。未来社会を考え、行動することによってリアルに描き出そうという試みが本万博の最大の特徴です。本年度のサイエンスアゴラでの、科学技術という共通のテーマを軸に、様々な考えを持つ方々の対話により生まれた、新しい時代を切り拓く可能性に満ちたアイデアが、2025年の大阪・関西万博に花開くことを大いに期待しております。

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