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No.6-3M1411月6日(日) 14:30~16:00
ステージ企画
「超高齢社会における未来を、みんなでデザインしよう! 」
・STEM Leadersでは、13大学47名の多様なバックグラウンドを持つ大学生が、自治体・企業と連携して社会課題解決に取り組んでいます。複数の社会課題解決プロジェクトが同時進行していますが、本企画では、福島県をフィールドにして介護の課題をデジタルで解決するべく取り組んでいる「ふくしぇるプロジェクト」の事例をベースに、デザインシンキングの手法に沿って参加者のみなさんと対話しながら、課題解決の方向性を考えていきたいと思います。
・我々が課題解決を検討する上で大切にしていることは、「当事者目線で考えること」です。当事者の課題意識を探究し、本質的な原因が何なのか発見し、それを打破するのに有効な施策を考えることが重要と考えています。当日は、「個」に焦点を当てたサービス開発手法であるデザインシンキングを紹介します。
・後半では、「高齢者と介護家族」というテーマに対して、参加者のみなさんと「当事者目線での課題の深掘り」、「施策アイデア出し」を進めていきたいと考えています。
・津田塾大学 学芸学部数学科 4年、STEM Leaders事務局長
・昨年まで会津若松市とコラボしたデジタル介護プロジェクトを牽引。介護士不足や核家族化が進む中、高齢者の孤立を解決するべく、地域住民が高齢者を支え、助け合うアプリ開発に取り組む。 特に、学生と高齢者が助け合う関係性の構築を目指し、若者の得意領域(体力、デジタルなど)と高齢者の得意領域(人生経験、教養・仕事の話など)を補完する仕組みに着目。
・現在は事務局長として、学生が社会課題を自分事化して社会変革に取り組む団体をつくることを目指す。
・福島大学 共生システム理工学類 3年、STEM Leaders企画部部長
・大学ではDeep Learningによる画像解析を研究。「ふくしぇるプロジェクト」において、デジタル×介護のソリューション開発を担当。
・加えて、企画部部長として団体で定期的に開催している基礎勉強会(主に学生が講師となり学び合う)、社会課題解決セミナー(社会人講師を迎えてビジネスの先進事例・スキルを学ぶ)、ミニプロジェクト(短期間でデータサイエンス、デザイン、アプリ開発などの個別テーマを決めてアウトプット作成)の企画、運営をリード。
・STEM Leaders理事長、福島大学非常勤講師、津田塾大学客員研究員、元内閣府RESAS専門委員
・前職アクセンチュア株式会社では企業変革に従事。2011年8月より復興・スマートシティの拠点「アクセンチュア・イノベーションセンター福島」の設立・運営を担当。2014年以降、官公庁におけるデータサイエンスプロジェクトを多数推進。佐賀県庁のアナリティクスアドバイザーを担当。
14:30~14:55 |
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・オープニング ・介護の現場について説明 ・デザインシンキングの説明 |
14:55~15:10 |
・デザインシンキング ワークショップ(グループワーク) ・カスタマージャーニーマップ、ペインポイント抽出 |
15:10~15:40 |
・ソリューション案検討(ペインポイントの解決方法をアイデア出し) ・各チーム発表 |
15:40~16:00 |
・全体で意見交換 ・クロージング |
NPO法人STEMLeadersでは、複数の社会課題解決プロジェクトを推進しています。本企画では事務局長と企画部長の学生が登壇し、若者が高齢化社会を考える必要性と課題解決におけるデザインシンキングの重要さについての紹介を目的としました。前半は超高齢化社会の現状と今後について、そしてSTEMLeaders理事長である村重よりデザインシンキングの重要性とやり方、カスタマージャーニーマップの紹介をしました。後半では、カスタマージャーニーマップを利用したペインポイントの洗い出しとクリエイティブマトリックスを用いた施策検討をグループワークとして行いました。
高齢者のペルソナに対して考えるグループと高齢者家族のペルソナについて考えるグループに分かれ、ペルソナの1日の流れに対応した考えや感情を書き出し、その上でペインポイントを洗い出しました。高齢者家族チームは主に家事の大事さに関するペインポイント、高齢者チームは他の人に物事を頼めないということをペインポイントとして進めていきました。
<高齢者チーム>
<高齢者家族チーム>
デザインシンキング、カスタマージャーニーマップ、課題解決、超高齢社会、クリエイティブマトリックス、ラウンドロビン