《サイエンスアゴラオンライン》
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アクセス ACCESS

No.6-3M1011月6日(日) 10:30~12:00

ステージ企画

ゲームで創る、AIとともに生きる未来ストーリー
Let's create a future story of living with AI through a card game!

実践女子大学りんごラボ&標葉研究室
RinGo Lab. & Shineha Lab., Jissen Women's University

場所:テレコムセンタービル 3Fミニステージ

企画概要

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みなさんは人工知能(AI)に対してどのようなイメージを持っていますか?

私たち実践女子大学りんごラボは、AIと人間が共生する未来社会の姿をみんなで楽しみながら考えるためのシリアスカードゲーム「ぎゅっと~AIとともに生きる~」を開発しました。シリアスゲームとは、エンターテイメント性だけを目的とせず、何らかの社会的課題解決に資することを目的としたゲームのことです。私たちが開発したシリアスゲームでは、多種多様なAIカードと人間カードを組み合わせながら、ランダムに発生するさまざまな場面・問題を乗り越えるストーリーを創ります。ゲームで遊びながら、人間とAIが共存する社会について一緒に考えてみませんか?

What kind of image do you have of artificial intelligence (AI)?

We, Jissen Women's University RinGo Lab, have developed a serious card game "Gyutto - Living with AI" to help everyone think about a future society where AI and humans coexist in harmony. Serious games are games whose main purpose is to contribute to solving some social issues and not to simply entertain. In the serious game we developed, players combine a variety of AI cards and human cards to create a story in which they overcome various randomly occurring situations and problems. Why don't you join us and think about a future society where humans and AI coexist through playing the game?

登壇者プロフィール

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りんごラボ

実践女子大学人間社会学部の「メディア・ワークショップ:シリアスゲーム・デザイン」授業をきっかけに生まれた、学生有志グループです。 社会学、文化人類学、メディア論、コミュニケーション・デザイン、経営学などを学んでいる学生が、人間と人工知能が共に生きる未来をみんなで考えるためのシリアスゲーム開発に挑戦しています。

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標葉 靖子

実践女子大学人間社会学部人間社会学科・准教授。

植物分子生物学分野の研究で博士号(生命科学)を取得後、材料メーカーで新事業開発・研究企画管理業務に従事。その後、分野を変えて再び大学に戻り、現在は「科学技術と社会」「共創」などに関わる教育・研究に携わっています。近年は、科学コミュニケーションツールの一つとして、シリアスゲーム活用に注目しています。

プログラム

10:30

導入: 趣旨&ルール説明(10分)

10:40

カードゲーム「ぎゅっと~AIとともに生きる~」(40分)

11:20

解説(10分)

11:30

対話(30分)

カードゲーム体験の感想や気づき、ゲームの拡張アイデア、ゲームプレイ中に創出された共生ストーリーなどを共有しながら、AIと人間が共生する未来社会について来場者と一緒に考えます。

出展レポート

企画概要の補足

このゲームは、AIと人間の共生をテーマに中高生にAIに関する簡単な知識や興味を持ってもらうことを目的として開発しました。私たちりんごラボは、AIについての専門的な知識がない状態から開発をスタートしました。だからこそ、AI初心者の方でも楽しめるゲームとなっています。

話し合った未来像

現在、AIは発展途上であるが、これからAIの技術が更に発展していくことになるだろう。今後、AIが当たり前の社会になっても、AIばかりに頼るのではなく、人間と協力して、より良い社会を創っていきたい。

セッションでの意見、論点

  • AIが当たり前ではなく、知識がないからこそ、柔軟な発想ができるため、今の世の中にぴったりだと思った
  • AIの発展により、便利な世の中になるのは良いことだが、問題が起きた時にすぐにあきらめてしまうことが多いのではないか、2次的3次的問題も、考え、改善策を練ることが必要
  • 初心者目線で作られていたからこそ、AIを知るきっかけになった
  • 子供の方が意外性があるアイデアを提案していたが、ゲームが難しいと感じる人もいたため、カードをランダムに配るのではなく、対象年齢に合わせて、カードの取捨選択をした方が良い
  • あえてAIの知識がある人とプレイすることで、AIと人間の共存の可能性が広がるのではないか。

セッションで出たキーワード

共存、人間中心デザイン、シンギュラリティ、格差、平等

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