《サイエンスアゴラオンライン》
1020日(木)~22日(土)

《前夜祭》
111日(火)

《サイエンスアゴラ実地開催》
114日(金)~6日(日)

アクセス ACCESS

No.5-5M1011月5日(土) 10:30~12:00

ステージ企画

二次元バーコードでサイバーフィジカルツアー
Cyber Physical Tour with 2D Barcode

産総研 人工知能技術コンソーシアム
AI Technology Consortium : AITeC ,AIST

場所:テレコムセンタービル 5Fミニステージ

企画概要

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産総研人工知能技術コンソーシアムとサイエンスアゴラ事務局コラボによるサイバーフィジカル体験企画をサイエンスアゴラで行っております。来場者さんが巡ったブースをWeb上のマップで確認でき、来場者ごとにフィジカルの体験とサイバーの体験に応じて内容が変わるコンテンツが提供されます。出展者さんは時間ごとの訪問者の変化をWebで見ることができます。ミニセミナーではその取り組みの意義・背景や詳細についてご説明いたします。

The AIST Artificial Intelligence Technology Consortium and the SCIENCE AGORA secretariat are cooperating to offer a cyber-physical experience project at SCIENCE AGORA. Visitors can check their favorite booths they have toured on a map on the Web, and each visitor is provided with content that changes according to his or her physical and cyber experience. Exhibitors can view changes in visitors by time on the Web. The background and details will be explained at the mini-seminar.

登壇者プロフィール

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本村 陽一 Motomura Yoichi

産業技術総合研究所 人工知能研究センター首席研究員、次世代ヘルスケアサービス研究ラボ健康・医療データプラットフォームチーム長、人工知能技術コンソーシアム会長、東京工業大学大学院特定教授、神戸大学客員教授兼務. IPA未踏ソフトウェアスーパークリエーター(2002年度)、NTTドコモモバイルサイエンス賞など受賞. 確率モデルを応用したデジタル変革プロジェクトを多数推進中.

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山下 和也 Yamashita Kazuya

産業技術総合研究所 人工知能研究センター所属。産総研 人工知能技術コンソーシアムでは、AIサービスシステムワーキンググループのリーダーとして、科学館や科学イベント、企業等、様々な実社会の現場でのDXプロジェクトの推進活動に関わっています。確率モデルを応用したAI技術の社会普及技術の開発に携わっています。

プログラム

10:30

「二次元バーコードでサイバーフィジカルツアー」の意義・その背景について、DXの3ステップと、AI活用における運用技術(Ops)の重要性について等をご説明いたします。

10:55

「二次元バーコードでサイバーフィジカルツアー」の詳細について、来場者さんの立場、出展者さんの立場、両方についてご説明をいたします。

出展レポート

企画概要の補足

サイバーフィジカルツアーで得られたデータそのものを見るだけではなく、仮想の来場者、仮想の展示ブースを「デジタルツイン」として構築することで、来年の出展希望者や、新規の来場者に対してもサービスを提供できる可能性が見いだされた。

話し合った未来像

フィジカルとサイバー双方のデータから架空の代表クラスタとしての仮想来場者と仮想出展者像をAI技術で構築し、それを活用したシミュレーションを通して、人と人とが分かり合う、より価値を持続的に高められるサイエンスアゴラや社会の姿

セッションでの意見、論点

来年のサイエンスアゴラへの出展を予定している方から、どのように利用できるかという質問を頂いた。議論の結果、これまでのサイエンスアゴラの知見を「デジタルツイン」として来年の出展者にも提供できるサービスを検討することになった。

これまでは、今回のサイエンスアゴラの来場者、出展者、主催者をステークホルダーとして捉えていたが、このような未来の参加者のニーズがあることが貴重な発見であった。

わたしたちが「二次元バーコードでサイバーフィジカルツアー」で得られたデータを元に、AI技術によって意味のある来場者や出展者をクラスタリングでき、特定の来場者や出展者ではない仮想来場者像や仮想出展者像を「デジタルツイン」としてつくりだすことが出来る。この「デジタルツイン」を使って来年のサイエンスアゴラへの出展や来場した様子を、計算空間に再現しシミュレーションする事も可能になる。それをサービスやアプリとして提供できれば、これからの出展を考える方々の役に立つだろう。もちろん、既に出展や来場されている方も、自身がどの仮想来場者、仮想出展者に近いかを見ることで、明日や、この後すぐの次のアクションを改善したり、来年や将来への計画にも活かせるだろう。

このようにサイエンスアゴラのデジタル変革を進め、サイエンスアゴラに関係する人々がさらに互いを分かり合え、イベント全体の価値を高め、発展していくことが期待できる。

セッションで出たキーワード

サイバーフィジカルシステム、Society5.0、デジタル変革(DX)、人と人が分かり合う、人、AI、クラスタ、社会、PLSA、ベイジアンネットワーク、確率モデル、価値、価値共創

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