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No.5-1A1411月5日(土) 14:30~16:00
ステージ企画
2019年4月「史上初のブラックホール撮影に成功」の報に世界が湧きました。快挙を成し遂げたのは国際プロジェクト「EHT(EVENT HORIZON TELESCOPE)」。日本チームを率いた本間希樹氏と、撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所も一躍有名になりました。同所は国立天文台初のクラウドファンディング挑戦でも話題となったほか、アウトリーチや地元企業との連携など社会との関係構築にも尽力しています。
本セッションではブラックホール研究の最前線を紹介し、天文学の「センス・オブ・ワンダー」をお届けするとともに、真理の探究につながる「基礎科学」を未来へ紡ぐためのアイデアの共創にも挑戦します。
国立天文台 教授・水沢VLBI観測所所長
専門は電波天文学。超長基線電波干渉計(VLBI)を用いた銀河系構造やブラックホールの研究を行い、2019年に世界初のブラックホール観測に成功したプロジェクトでは日本チームの中心を担った。
著書に『巨大ブラックホールの謎』(講談社ブルーバックス)、『宇宙の奇跡を科学する』(扶桑社)など。NHKラジオ『子ども科学電話相談』の回答者としても知られる。
北海道大学CoSTEP16期修了生の有志による、科学技術コミュニケーションの実践コミュニティです。科学技術を介して、面白い・楽しい・驚きといった感覚「センスオブワンダー」を、様々な方と共有するための活動を2021年4月よりスタートしました。様々なバックグラウンドを持つメンバーが約20名参画しています。
科学技術コミュニケーター・星空準案内人。
大学時代天文部に所属し、児童館でのプラネタリウム上映解説や地域での星空観望会を行う。その後天体望遠鏡メーカーへ就職し、全国の子供たちへ星を見せたいという想いで、ショッピングモールや百貨店でのイベント企画運営や望遠鏡の販売営業を行う。退職後、北海道大学CoSTEP15期を修了し、現在は星空ナビゲーターとして、情報発信やイベント活動を行っている。
ACADEMIJANメンバー。月刊「星ナビ」編集者。星空案内人。
学生時代は国立天文台の観望会で星空や天文学の解説をしていました。大学附属資料館の学生スタッフとして働いたことがきっかけで科学を伝える楽しさを知り、北海道大学CoSTEPを受講。現在は(株)アストロアーツにて天文雑誌「星ナビ」を含む書籍編集を担当しています。大学院では電波望遠鏡を使って星が生まれるところを研究していました。
前半の電波天文学、BH研究の話題は、参加者から多くの共感を得られたと思う。後半のクラファンの話題では、可能性や課題はあるが、クラファンやクラファン以外のあり方で、基礎科学の将来を考えるための示唆を得た。
ブラックホール、クラウドファンディング