《サイエンスアゴラオンライン》 |
《前夜祭》 |
《サイエンスアゴラ実地開催》 |
No.5-1A1011月5日(土)10:30~12:00
ステージ企画
国連とユネスコは2022年7月からの1年間を「持続可能な発展のための国際基礎科学年IYBSSD)」としており,日本学術会議はこれをサポートするために様々なイベントを行っている.サイエンスアゴラでは,基礎科学の一つとして地球惑星科学を取り上げる.地球惑星科学は,気候変動や災害など,われわれの身の回りの環境と深く関係しているが,物理・化学・生物などの基礎科学に基づいて成り立っている.その例として,観測や計算に基づく大気科学と,生命を育む星を探す挑戦を取り上げ,第1線の研究者による紹介,聴衆との対話を通して,基礎科学の面白さ,さらには我々が棲む地球とはいかなる惑星かということを知ってもらう.
The United Nations and UNESCO have designated the year starting July 2022 as the International Year of Basic Sciences for Sustainable Development (IYBSSD), and the Science Council of Japan is organizing various events to support this. The Science Agora will focus on Earth and planetary science as one of the basic sciences. Earth and planetary science is closely related to the environment around us, such as climate change or disasters, but is based on fundamental sciences such as physics, chemistry, and biology. Through introductions by leading scientists and dialogues with the audience, the audience will learn about the fascination of basic science and what kind of planet Earth we live on.
東京大学教授。大気重力波とよばれる大気波動の専門家。南極大型大気レーダー PANSY計画の代表。各国と協力してグローバルな観測を行い、気候モデルを組み 合わせて大気大循環のメカニズムを探っている。第44次南極越冬隊員。福島県生まれ。
専門は惑星科学、アストロバイオロジー。東京大学准教授等を経て、現在は東京工業大学 地球生命研究所 所長/教授。著書に「土星の衛星タイタンに生命体がいる(小学館新書)」などがある。東京都生まれ。
水文学者。東京大学教授、前国際連合大学上級副学長。グローバルな水循環と世界の水資源、気候変動と持続可能な開発を研究。著書に「水の未来」(岩波新書、2016年)、『水危機 ほんとうの話』(新潮選書、2012年)など。日本学術会議会員。ローマクラブ正会員。
10:00 |
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地球惑星科学の第1線の研究紹介 ・南極から地球の大気大循環の仕組みを探る (佐藤薫先生) ・地球外生命の見つけ方 (関根康人先生) ・聴衆との対話 (モデレーター 沖大幹先生) ・学校では習っていない、最新の科学の発見は? ・地球についてまだわかっていないこと、不思議な現象は? ・科学者はどうやって未知の解明に向かっているのか? |
南極、大気大循環、地球外生命、研究者のネットワーク、異分野の統合