《サイエンスアゴラオンライン》
1020日(木)~22日(土)

《前夜祭》
111日(火)

《サイエンスアゴラ実地開催》
114日(金)~6日(日)

アクセス ACCESS

No.22B1610月22日(土) 16:00~17:30

オンライン企画

南アフリカxゴミ問題x海洋プラ汚染対策
Ocean Plastic Pollution, how should we deal with it?

南アフリカ共和国大使館
Embassy of the Republic of South Africa in Tokyo, Japan

場所:オンライン

企画概要

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日本と南アフリカは海洋プラスチック汚染を削減するための共同研究を実施しています。このオンラインセッションでは、日・南アのZ世代が中心となり、地球環境、とりわけ海洋プラスチック汚染についての研究成果、国際連合工業開発機関(UNIDO)の専門家が南アフリカでの対策を報告し、セッションを通じて、「Z世代としてはたらきかけれることは何か」を議論していきます。同時通訳あり。

This online session will explore how we should mage the ocean plastic pollution. South African and Japanese high school and university students will discuss with an expert from UNIDO.

登壇者プロフィール

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ジェピー ハリヴ Jeppie Ghaleeb

haleeb Jeppie is the Minister Counsellor: Science, Innovation and Education at the South African Embassy in Tokyo.

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西尾 なほみ Nishio Nahomi

国連工業開発機関 環境部 産業効率部 産業開発専門官

アフリカの産業界との連携を図りながら海洋プラスチックごみ問題対策に取り組んでいます。海洋プラスチックごみ案件の前には産業における気候変動適応策として技術移転プロジェクトを担当していた。日本の技術を活かせるところはないかいつも模索している。

シンガポール、ニューヨーク、モルジブ、フィリピン、マケドニアなどを仕事で転々とし、現ウィーン在住。

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湯浅 雄太 Yuasa Yuta

上智大学経済学部3年生。IHRP理事。広報リーダーとして、高校生が異分野融合研究に挑戦できるプログラムの企画、その魅力や活動内容の情報発信、全国の高校生への機会の提供に努めている。他の活動としてはKDDIなどでインターンをしており、主にメタバース事業に関わっている。

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小林 りこ Kobayashi Riko

慶應義塾大学総合政策学部2年生。IHRP理事。

企画リーダーとしてプログラム企画/運営を行い、異分野融合研究を全国各地の高校生が挑戦できる機会を開きたいと考えている。社会の差別や格差に関心を持ち、ジェンダーや社会学を学んでいる。

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安藤 晴也 Ando Haruya

立教池袋高等学校2年生

全国高校生異分野融合型研究プログラム参加者

高校生政策提言会運営 日本城郭検定・英検準1級

「日本の城」の研究を小学生から続け、現在は「城と水」から都市を研究している。将来の目標は「自然」と「多民族・文化」が共生できる都市・社会を作り、都市への貢献を目指している。日本の素晴らしい城を世界に伝えたい!

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溝口 元気 Mizoguchi Genki

芝学園芝高等学校1年,IHRP2022参加者

私は,微生物群集の相互作用について興味を持ち研究を行っている。将来の夢は「身近なもので半永久的で全人類利用可能な資源を作る事」。

近年の気候変動に伴う大規模自然災害による予測不能な大量のゴミ及びプラスチック製品流出に対して,特に海洋における微生物叢への影響を中長期的にモニタリングするシステムや制度と技術開発の必要性を考えている。

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板垣 仁菜 Itagaki Nina

私は5年間ほど認知科学を研究し、海外にも発表しています。人間の見ているものは、育った環境や文化や伝統に強く影響を受けており、自分の偏見に気づくことが多様性ある社会の街づくりの第一歩であると考えています。マイノリティや多文化主義に加え、「時間変化を取り入れた都市計画、環境づくり」を提案したいと思っています。

南アフリカ共和国の高校生

南アフリカ共和国の大学生

出展レポート

企画概要の補足

Z世代が感じている地球危機に関する研究成果を報告し、地球を守るための社会像を討議した。

話し合った未来像

議論だけでなく、アクションが必要。アクションなければ、地球は守れない。南アフリカの生徒とIHRP参加者でワークショップの可能性?南アフリカでは英国と共有しているので日本とも行えたら良い。IHRPからの提案を南アフリカで実施してみるのも良いかも。消費に対しての意識改革を世界で共通化していくことが必要。

セッションでの意見、論点

海洋プラスチック汚染削減と市民の意識改革について

  • 先進国だけでは無理で、途上国ではインフラサービスの整備やゴミ回収の徹底が必要
  • 陸上ごみの制御や河川での対策が必要(都市部>河川>海洋)> 廃棄物管理と資金が必要
  • 日本や南アフリカなど主要国による対策のリーディングロールが必要
  • 世界規模での視点が少ない
  • 海を共有する国での話し合いが必要だし、市民だけでの議論では無理がある
  • 気候変動による洪水の影響はひどい(日・南ア両国で)
  • 情報共有が必要
  • 草の根行動から議論を行い、拡大していき、産業界にも影響させていくZ世代として将来に向けて何ができるか?
  • 未来に対して自分ができること、他の若者ができることを考えることが必要
  • 環境指標の分析を多国間で同時に行っていく
  • 環境を守る商品で利益をあげられるようにしていく仕組み作成が必要
  • 教育面から環境への意識変化を促進させ、海外協力隊などで途上国に教育を提供する
  • 国境を超え、団結しての活動が必要(南アからは14カ国と共有している)
  • 政治を動かすことも必要

セッションで出たキーワード

3R、文系理系融合、海洋プラスチック汚染、気候変動と洪水、バイオレメディエーション(生物による環境修復技術)、土壌生息微生物による環境汚染管理、バイオデグレーション、水文学、COP26、経済開発と3つの地球危機(気候変動、生物多様性の損失、環境汚染)、サーキュラーエコノミー、単一プラスチックを用いた資源循環、代替プラスチック、ウエストピッカー(ゴミ拾いで生計をたてる者)、海洋プラ問題の現状把握、世界規模での視点、コンビニ袋、コロナ禍の影響、海洋モニタリング、環境指標、青年海外協力隊、Z世代のネットワーキング、海洋プラは廃棄物管理、サステイナブルプロダクションとコンサンプション

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