《サイエンスアゴラオンライン》
1020日(木)~22日(土)

《前夜祭》
111日(火)

《サイエンスアゴラ実地開催》
114日(金)~6日(日)

アクセス ACCESS

No.21A1910月21日(金) 19:00~20:30

オンライン企画

サイバネティック・アバターで誰もが能力拡張できる未来社会を君はどう楽しむ?
How will you enjoy the future society where everyone can augment their abilities with cybernetic avatars?

科学技術振興機構(JST)ムーンショット型研究開発事業部 ムーンショット目標1
Moonshot Goal 1, Department of Moonshot Research and Development Program, Japan Science and Technology Agency

場所:オンライン

企画概要

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皆さんは自分の能力を拡張できる道具(サイバネティック・アバター)があれば、どんな仕事や遊びに挑戦しますか?

この道具があれば、家にいながら月や火星へ旅行をしたり、優れた芸術家や匠の技を体験して、世界中のアーティストと一緒にオリジナリティのあるアート作品を制作したりすることができるようになります。災害が起きたら専門家やボランティアが遠隔から連携して災害救助や緊急避難などの社会活動へ参加することもできるようになります。

ムーンショット目標1のサイバネティック・アバターの最新成果を紹介した後に、皆さんからの質問や意見を基に、2050年の未来社会について、話し合います。ぜひ意見くださいね。

If you had a tool (cybernetic avatar) that could expand your abilities, what kind of work or play would you try? With this tool, people will be able to travel to the moon or Mars from the comfort of their homes, experience the skills of outstanding artists and masters, and create original works of art with artists from around the world. In the event of a disaster, experts and volunteers will be able to work together to remotely participate in social activities such as disaster relief and emergency evacuation.

We will introduce the recent research work in Moonshot Goal 1 program and discuss the future society of 2050 based on your questions and opinions.  We are waiting for your questions and opinions as future users. So, please do not hesitate to express them.

登壇者プロフィール

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松島 倫明 Matsushima Michiaki

『WIRED』日本版 編集長

未来を実装するメディア『WIRED』の日本版編集長としてWIRED.jp/WIREDの実験区"SZメンバーシップ"/雑誌(最新号VOL.46 特集「拡張するゲームと世界」)/WIREDカンファレンス/Sci-Fiプロトタイピング研究所/WIRED特区などを手がける。NHK出版学芸図書編集部編集長を経て2018年より現職。内閣府ムーンショットアンバサダー。

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萩田 紀博 Hagita Norihiro

大阪芸術大学 芸術学部アートサイエンス学科 学科長・教授

ムーンショット目標1 プログラムディレクター

生活支援ロボット技術やその周辺システムに関する研究を牽引してきた第一人者。80を越える国際的な学術論文、240を越える国際会議論文、産学官連携、国際協力・連携、ベンチャー連携の実績を有する。日本学術会議会員(2017年~)、2015年 産学官連携功労者表彰 環境大臣賞。

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石黒 浩 Ishiguro Hiroshi

大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻栄誉教授

ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)

ムーンショット目標1 プロジェクトマネージャー

遠隔操作ロボットや知能ロボットの研究開発に従事.人間酷似型ロボット研究の第一人者.2011年,大阪文化賞受賞.2015年,文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞.2020年,立石賞受賞。

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南澤 孝太 Minamizawa Kouta

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)教授

ムーンショット目標1 プロジェクトマネージャー

2010年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。KMD Embodied Media Projectを主宰し、身体的経験を伝送・拡張・創造する「身体性メディア」の研究開発と社会実装、Haptic Design Projectを通じた触覚デザインの普及展開を推進。

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金井 良太 Kanai Ryota

株式会社アラヤ創業者

ムーンショット目標1 プロジェクトマネージャー

2000年京都大学理学部卒業、2005年オランダ・ユトレヒト大学でPhD取得。米国カルフォルニア工科大学、英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンにて研究員。JSTさきがけ研究員、英国サセックス大学准教授を経て、2015年にアラヤを創業。神経科学と情報理論を融合させ、AIの意識実装に向けた研究やAIと脳科学の実用化に取り組む。

プログラム

19:00

オープニング

19:05

サイバネティック・アバターとは?(松島 倫明、萩田 紀博)

19:20

会場リアルタイムアンケートを交えたディスカッション

「サイバネティック・アバターで誰もが能力拡張できる未来社会を君はどう楽しむ?」

(松島 倫明、萩田 紀博、石黒 浩、南澤 考太、金井 良太)

19:55

クロージング

20:00

交流セッション(Q&Aなど)

出展レポート

話し合った未来像

サイバネティック・アバターを使う未来社会

「サイバネティック・アバターを使うとどんなことができるようになるか」

「サイバネティック・アバターでどんなことをしたいですか?」

セッションでの意見、論点

    「サイバネティック・アバターを使うとどんなことができるようになるか」

  • 参加者でサイバネティック・アバターを知っている人は70%以上
  • オープニングアンケートでは、ほとんどの参加者がサイバネティック・アバターにより能力拡張したいと回答。「空間・時間」「身体」「脳」の拡張の中で、「空間・時間」「脳」の拡張が多かった。「脳」の拡張については、計算能力やスマホを上回る、意図を拡張・実現したい人が多いと考える。クロージングアンケートでは、それぞれの理解が深まり、オープニング時には少なかった身体の拡張(=経験や技能の拡張)が増え、今後伝承やコミュニケーションのツールが広まる時代になるとの理解が進んだ。結果的には3つの拡張が拮抗する形となった。
  • 存在感が必要な場合や話しやすいアバターなど場所や人に応じた使い方が大事。
  • アバターで自分と違う身体や心、気持ちを持つことができるようになる。分身の術も可能。共有で相手の気持ちもわかる。障害を乗り越えて働ける。人の思考や気持ちを伝えてアバターを動かすこともできる。
    脳波でロボットが変わりに行動してくれると障害を持った方がこれからいろいろできることが増える。
  • 「サイバネティック・アバターでどんなことをしたいですか?」

  • 参加者のご意見(「とてもワクワクする」「ワクワクする」「少しワクワクする」と回答した参加者は98%、ただし11%の参加者は「少し心配」「心配」とも回答):
  • 年齢にとらわれない自分の好きな生き方、コミュニケーションをしたい。・アーティストとして世界中の人たちと交流したい。
  • 寿命がなくなっていつまでも働いていたい
  • 体が動けなくなっても一人で遠くに出かけて視覚だけでなく触覚も体感したい
  • 映画のヒーローになった体感をしたい
  • 自分の考えたことをすぐにやってくれるサイバネティック・アバター。ゴミ出しなど
  • アクロバディックなスポーツを年齢若さに関係なく楽しみたい。など。
  • 議論:

  • アバターによる能力拡張により利用者の価値観が変わる、主体感や達成感も大事、但し、アバターに頼るだけではなく利用者自身が成長できるかどうかがより重要になる。
  • アバターを操作する人の意図が重要で、アバターに意図を伝えて自分より高い能力を発揮できる。しかし、やりすぎてもダメ。
  • 何をアバターにやらして、何を自分でやるかの選択、バランスが大事。

セッションで出たキーワード

サイバネティック・アバター, メタバース、ソーシャルネットワーク、能力拡張、サイバー空間、フィジカル空間、遠隔操作、アンドロイド、ロボット、3D-CG, 技能合体、体験共有、経験共有、複数の技能、多様なスキル、技能シェアリング、対話サービス、分身の術、分身ロボットカフェ、万博でのアバター利用、BMI(ブレインマシンインターフェース)、経験の科学、価値観、主体感、満足感

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