自助と共助の社会の実現を目指すCOI東北拠点
2020年06月03日
- 主催:
COI東北拠点
- 開催日:2013年11月 1日
解くべき課題
◆人生100年時代を見据え、自分で健康状態を予測・管理でき、将来の不安を感じることなく暮らせる社会の実現
◆頭・心・体の能力が低下しても、社会に参画でき、生涯現役で暮らせる社会の実現
◆家族を超えて、多世代が「つながり」「交流し」「支援し合って」暮らせる社会の実現
取組のポイント
10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型のチャレンジング・ハイリスクな研究開発、COI(センター・オブ・イノベーション)プログラム採択案件
◆東北大学をハブに20数社の企業が集まり、企業同士で新たなコラボレーションを創出
◆はかる(測る、計る、量る)
・さりげないセンサ技術とセンシングシステムの研究開発と実用化。
◆わかる(解る、分かる、判る)
・個人毎の健康状態を把握し評価できる指標に関する解析、予測技術の研究開発。
◆おくる(送る「自助」、贈る「共助」)
・PDS(パーソナルデータサービス/ストア)プラットフォーム、ビッグデータ解析システム、データバンクシステムの研究開発
取組内容
◆はかる
・錠剤のように飲み込める超小型・生体親和性センサデバイスの開発
・鏡型ディスプレイ「魔法の鏡」など光学的手法でのセンシング技術開発
・生体情報や環境情報を取得するためMEMS センサとその集積化
・体と心のバランスを保つストレスマーカーチェック技術
・胃酸マイクロ電池など、超小型の発電・給電・蓄電技術
・体表及び体内通信技術
◆わかる
・環境要因および生活要因による健康リスクの評価指標の定義
・選択された危険因子・健康指標のうちセンシング可能性と仕様の提案
・データ取得やエピゲノム解析、シングルセル解析などの技術開発
・疾病原因と考えられるSNP の効率的な同定のための基盤構築
・疾病関連多型探索用の新規SNP 搭載アレイの設計・データ解釈
・センサの社会実装を目指したフィージビリティスタディ
・センシングデータ・ゲノムデータ連携研究
◆おくる
・多様・多重なデータをゲノム情報とともに、シームレスに統合・蓄積し、それらをビッグデータ解析し、PDSと連携させるプラットフォーム開発
・利用者のモチベーションを更に高めることができる行動変容を促す各種サービス開発、個々人のインセンティブが働く仕組みづくり
・日常人間ドック及びPDSを含むビジネスモデルの開発及び経済的評価と、社会的・倫理的・法的課題に対する解決策の研究
シナリオの関係者
プロジェクトリーダー:NECソリューションイノベータ(株)プロフェッショナルフェロー 和賀巌氏
研究リーダー:東北大学産学連携機構イノベーション戦略推進センター特任教授末永智一氏