事業成果

公正な研究活動の推進

研究倫理教育の高度化支援2019年更新

近年の相次ぐ研究活動における不正に対し、監査・法務部 研究公正課では、研究資金の配分機関として、不正防止対策及び責任ある研究活動の推進に取り組んでいる。

研究倫理教育のワークショップを開催

大学等の研究機関における研究倫理教育担当者を対象に、グループディスカッションなどを通じて参加者自らが公正な研究活動について考えるワークショップを年2回開催している。

2018年9月に東京、大阪で開催されたワークショップでは、合計95名が参加し、各グループで、各参加者の組織の課題を改善するための研究倫理プログラムを検討して発表した。

参加者からのアンケートでは「今後、所属機関で実践してみたい」「研究倫理体制の整備に必要なアイデアやツールが得られた」などの声が寄せられており、今後の研究倫理教育の高度化が期待される。

11月には「研究倫理教育の先進的な取組事例に学ぶ」公開シンポジウムも開催した。

  • ワークショップでの講義の様子

    ワークショップでの講義の様子

  • 熱心にグループワークに取り組む参加者

    熱心にグループワークに取り組む参加者

研究倫理教材の配信

米国の保険福祉省の研究公正局(ORI; Office of Research Integrity)が制作した研究倫理映像教材「The LAB」をJSTが日本の版権を取得し、日本語字幕を付してHP上で公開している。

自分が研究不正の場におかれたら、どのような意思決定を行うかを疑似体験し、選択肢によって結末が異なるようになっている。失敗も、優れた意思決定がもたらした結果も体験でき、研究者として備えるべき「価値・態度」について学ぶことができる。

The LAB site

4名の登場人物(研究公正責任者、研究室主宰者、ポスドク、大学院生)の異なる立場で、研究不正を多角的な視点から検討できる

研究公正の情報をポータルサイトにて発信

研究不正を防止し、公正な研究活動を推進するために、研究機関の研究倫理教育担当者や研究者にとって有益な情報を収集し、「研究公正ポータル」から発信している。

主なコンテンツとして、各省庁のガイドライン・行動規範・調査研究、研究倫理教材、大学や研究機関の研究公正サイトへのリンク集、研究倫理イベント情報の他、研究倫理イベントに関するオリジナルレポート等を掲載している。

研究公正ポータルトップ