災害感応度の高い都市圏の災害連鎖の動的予測を可能にするシナリオ策定

令和2年度採択 
シナリオ創出フェーズ

研究代表者:渡辺 研司
(名古屋工業大学 大学院社会工学専攻 教授)

協働実施者:永松 伸吾
(防災科学技術研究所 災害過程研究部門 部門長)

提案の概要

【解決すべき社会課題・ボトルネック】

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県など の 大都市圏では、社会経済活動を支える機能群や人流、物流、金流、情報流が極度に集中し相互依存しているため、 1 つの大規模災害を引き金として複合的な災害連鎖が急速に拡散し、被害が想定以上に拡大してしまう深刻な事態が懸念されている。特に広域首都圏では大きな昼夜間人口差を生み出している通勤・通学者の人流、また中部圏では日本の経済・産業活動を支える東西の物流・人流が大きな災害リスクにさらされている。

【活用する技術シーズと解決するための手法】

災害リスクとその影響の可視化技術と訓練用災害シナリオ生成技術を技術シーズとし、広域首都圏・関西圏、そして両者をつなぐ中部圏の災害対応を統括する自治体や中核企業他との対話を重ねながら、大規模災害の災害連鎖による社会経済活動の途絶や不具合の増幅に伴い発生する混乱を動的に予測するモデルとツールを試作する。

【可能性試験の実施計画】※1

広域災害防止や被害の低減を可能とする「先手」を打つための意思決定支援機能と運用体制の設計を、早い段階から自治体・企業と「円卓会議」を共同で開始、その後、利害関係者を幅広く集めた訓練・演習を通じた可能性試験を段階的に実施する。

※1 シナリオ創出フェーズでは、社会課題を解決する社会システムを想定し、技術シーズを活用した解決策(シナリオ)における社会実装の可能性を検証する。

研究開発への参画・協力機関

  • 名古屋工業大学 大学院社会工学専攻
  • 防災科学技術研究所 災害過程研究部門
  • 専修大学 ネットワーク情報学部
  • 関西大学 社会安全学部
  • 兵庫県立大学 減災復興政策研究科
  • 東北大学 大学院文学研究科
  • 株式会社危機管理教育研究所
  • 日本放送協会
  • 東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 ビジネスリスク本部
  • 三菱商事インシュアランス株式会社
  • 國家災害防救科技中心(台湾・NCDR)

特に優先するゴール※2

  • 目標11:住み続けられるまちづくりを
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を
  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

※2 特に優先するゴール、ターゲットを示しているが、SDGsの17ゴールは統合的で相互に関連しており、トレードオフにならないように留意しつつ研究開発を推進する。

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