障害情報の電子化による次世代地域・福祉サービス連携の創出

令和元年度採択 
シナリオ創出フェーズ

研究代表者:巖淵 守
(早稲田大学 人間科学学術院 教授)

協働実施者:本橋 栄三
(社会福祉法人 所沢市社会福祉協議会 会長)

プロジェクトの概要

【解決すべき問題】

ICTの発達は、自動化やオンライン活動を拡大させ、移動や手作業、コミュニケーションなどに困難を抱える障害のある人の社会活動を大きく支えてきた。アクセシビリティの確保が世界の主流となり、障害のある人が利用できる一般の製品・サービスも年々増加している。しかし、国内における障害支援の多くは、障害者手帳のように紙で本人が管理する情報を基に行われ、毎回別の地域福祉サービスの窓口に出向いて紙でのやり取りをする必要がある。障害者の社会活動を妨げるデジタルデバイド問題の解決が求められている。

【提案内容】

本プロジェクトでは障害のある人の自立度を高め、社会経済活動への参加を促進することを目的として、所沢市などと連携を深め、障害情報を市管轄のプロトタイプデータベース上に保存し、その情報を各当事者が管理・確認できるようにするとともに、障害情報や日常生活情報に合わせた適切な地域・福祉サービスを自動的に選択・提供できるICTをベースとした環境を整備し検証する。

研究開発に参画する実施者、協力する関与者の所属機関

  • 早稲田大学 人間科学学術院
  • 社会福祉法人 所沢市社会福祉協議会
  • 所沢市 経営企画部、福祉部、街づくり計画部、産業経済部、健康推進部
  • 株式会社ステラリンク

巖淵プロジェクト概要図

特に優先するゴール

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標11:住み続けられるまちづくりを

※ 特に優先するゴール、ターゲットを示しているが、SDGsの17ゴールは統合的で相互に関連しており、トレードオフにならないように留意しつつ研究開発を推進する。

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