「ゼロリスク社会」の罠
「怖い」が判断を狂わせる 
佐藤健太郎
光文社 2012年
現在起こっている原子力発電に関する社会的現象を理解する上で、格好の書物である。社会的イシューが形成されるメカニズム、あるいはそのなかでのメディアの機能などが解析され、そうしたイシュー形成の持つ問題点が浮き彫りにされる。
(村上陽一郎:東洋英和女学院大学 学長)