JST news 2013.11月号

JSTnews

JSTnewsは、独立行政法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。

Index2013-11月号

 

特集1

Feature01

 
P.03アジアの若者が集い、著名な科学者と語り合った1週間

科学の芽を育てる「アジアサイエンスキャンプ2013」

茨城県つくば市で8月25日から6日間にわたり、「アジアサイエンスキャンプ2013」が開催された。ノーベル賞受賞者を含む7人の名だたる科学者を招き、アジアから約200名の若者が参加しての大規模な国際科学技術合宿。明日の科学者を目指す若者たちは、キャンプの交流と対話から何を学び、どんな感動を持ち帰ったのだろうか。

特集2

Feature02

 
P.08植物の新たな可能性を引き出す

CO2 を資源活用せよ!

「温暖化は疑う余地がない」「人間活動が20世紀半ば以降の温暖化の確率が高い」―。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が今年9月に公表した第5次報告書はこう断定した。温暖化緩和は人類の喫緊の課題にもなってきた。主な温暖化ガスのCO2 を吸収し、化石燃料を節約し、新しい資源を生み出すための技術として、植物や微生物の働きに学ぶ動きが急速に高まっている。
そこで、JSTで植物を利用したCO2 資源化を掲げる研究領域での、「バイオ燃料」の原料を目指すイネ科の作物ソルガムの品種改良と、穏やかな環境で植物からバイオプラスチックをつくる「微生物工場」の研究の今を紹介する。

明日へのトビラ

明日へのトビラ

 
P.12数理モデルで錯覚を制御する

道路の錯覚を解き明かして交通事故を減らす

交通事故の原因に、前方不注意のケースは多い。実はこの前方不注意は、「錯視」という隠れた原因によって起こることがあるという。今年7月、明治大学大学院の杉原厚吉特任教授と友枝明保特任講師らは、『道路の錯視とその軽減対策』という事例集を公表した。交通安全の確保や誇大広告などにだまされないためにも、目の錯覚に対する賢い備えが必要になってくる。

TOPICS

TOPICS

 
P.14JSTの最近のニュースから…
TOPICS


先駆ける科学人

先駆ける科学人

P.16戦略的創造研究推進事業さきがけ「藻類・水圏微生物の機能解明と制御によるバイオエネルギー創成のための基盤技術の創出」領域
研究課題「糖代謝ダイナミクス改変によるラン藻バイオプラスチックの増産」

小さなラン藻の大きな可能性に挑む

科学技術振興機構 さきがけ専任研究者
(理化学研究所環境資源科学研究センター客員研究員) 小山内 崇

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JST news

Cover Photo

「アジアサイエンスキャンプ2013」の最終日に行われたポスター発表で選ばれた優秀作6点。上段は審査員による表彰作品で、右から金・銀・銅賞。下段は参加者の投票で選出されたベストポスター3作品(順不同)。ポスターづくりは、このキャンプのユニークなプログラムの1つ。国籍に関係なく編成された41チームがそれぞれ作成し、話し合いを重ねる中から生まれる若者らしい斬新なアイデアや創造性が審査委員会では重視された。

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