科学技術振興機構報 第1394号

令和元年10月1日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

戦略的創造研究推進事業における
令和元年度新規研究総括および研究領域の決定について

JST(理事長 濵口 道成)は、戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)において、令和元年度の新規研究総括および研究領域を下記のとおり決定しました(資料1)。

本事業は、国が定めた方針の下で戦略的な基礎研究を推進し、社会的・経済的価値をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的としています。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、その下にJSTが推進すべき研究領域と、研究領域の責任者(研究総括)を定めます。

ERATOでは、有識者から構成される選考パネル(資料2)を設置し、研究総括および研究領域を選考します(資料3)。選定された研究総括は、独創的な構想に基づく研究領域(研究プロジェクト)を自らデザインし、3~4程度の異なる分野・機能からなる研究グループをさまざまな専門性やバックグラウンドを持つ研究者の結集により構成し、研究プロジェクトを指揮することで、新たな分野の開拓に取り組む点に特徴があります。(研究期間:5年程度、研究費総額:上限12億円(直接経費))。

選考では、推薦公募およびJST独自調査により作成した候補者母集団(5,597名)について、パネルオフィサーの協力によりさらに絞り込みを行い、研究構想提案(予備提案)を依頼すべき45件を選出しました(資料4)。提出された41件の予備提案について書類選考を行い、研究構想提案(全体提案)を依頼すべき18件を選出しました。これらの候補者について書類選考と面接選考を実施し、計3件の研究総括および研究領域を決定しました(資料5)。

胡桃坂 仁志(クルミザカ ヒトシ)
東京大学 定量生命科学研究所 教授
クロマチンアトラス
深津 武馬(フカツ タケマ)
産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 首席研究員
共生進化機構
前田 理(マエダ サトシ)
北海道大学 化学反応創成研究拠点 拠点長/北海道大学 大学院理学研究院 教授
化学反応創成知能

以上

<添付資料>

<お問い合わせ先>

前に戻る