今年度の選考は、以下(1)~(10)のような流れで行いました。
(1)候補者母集団の形成
以下の①~⑤の方法により、ERATOの選考対象者となる候補者母集団として合計5,597名をリストアップしました(前年度は、4,697名)。
- ① ホームページや募集説明会などを通じたテーマ候補・研究総括候補(自薦・他薦)募集の実施(平成30年11月30日締切)
- ② 学協会関係者などへのアンケート調査の実施
- ③ 論文分析データなどに基づく有力研究者情報の収集
- ④ JST内外の主要研究資金の受給者や主要な賞の受賞者情報の収集
- ⑤ JST内での有力研究者情報の収集
(2)候補者母集団の絞込
パネルオフィサーの協力の下、以下の①~③の方法により、5,597名の候補者母集団から、研究構想提案(予備提案)依頼対象者45名を特定しました。
- ① 上記(1)-①における推薦書の記載内容確認
- ② 有力候補者へのインタビューの実施
- ③ 関連学会、シンポジウムなどへの参加および情報収集
(3)研究構想提案(予備提案)
- ① 上記(2)により特定した45名にERATO研究構想提案(予備提案)依頼を行い、41名より研究構想提案が提出されました。
- ② 提案期間は平成31年2月12日から3月25日。
(4)研究構想提案(予備提案)の事前査読
- ① 41件の研究構想提案(予備提案)について、パネルオフィサー、パネルメンバーによる事前査読を行いました。
(5)予備提案書類選考会(全体提案対象者の特定)
- ① 「選考の観点」やパネルオフィサーによる「選考の方針」を十分に考慮した上で、研究構想提案(全体提案)に進む研究構想提案(予備提案)18件を特定しました。
(6)研究構想提案(全体提案)
- ① 上記(5)-①により特定した18名の研究構想提案(予備提案)者にERATO研究構想提案(全体提案)依頼を行い、18名より研究構想提案が提出されました。
- ② 提案期間は平成31年4月23日から令和元年6月20日。
(7)研究構想提案(全体提案)の事前査読
- ① 18件の研究構想提案(全体提案)について、パネルオフィサー、パネルメンバー(海外の機関に所属する研究者を含む)による事前査読を行いました。
(8)全体提案書類選考会(面接選考対象者の特定)
- ① 「選考の観点」やパネルオフィサーによる「選考の方針」を十分に考慮した上で、面接選考に進む研究構想提案7件を特定しました。
(9)面接選考会
- ① 上記(8)-①で選定された中から、3件の採択候補案件を選定しました。
(10)新規研究総括および研究領域の選定(本プレス発表)
以上