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プログラムオフィサー国内セミナー






平成16年度「プログラムオフィサー国内セミナー」開催報告

○「第1回プログラムオフィサー国内セミナー」開催報告

プログラム
参加者実績   

第1回プログラムオフィサー国内セミナーが9月21日に東京、お台場の日本科学未来館にて開催されました。合計で200名を越える多くの方々にご参加頂きました。

会場の様子 主催者挨拶として、科学技術振興機構顧問および科学技術振興調整費運営統括である井村裕夫氏から、「日本におけるPO/PDシステムの導入と構築」についての講演がありました。続いて、招聘講演としてNSF東京事務所長のDr. Christopher A. Loretzより「米国の科学技術振興におけるFunding AgencyとしてのNSF」について、また米国NSFからはBiological Infrastructure DirectorのDr. Machi F. Dilworthより「POのキャリアパスについて」、同じく米国NSF Geobiology and Environmental Geochemistry Program DirectorのDr. Enriqueta Barreraからは「POシステムとその評価について」、最後に英国のEPSRC, University Interface ManagerのMr. Nigel Birchから「英国の競争的資金ファンディング:Research Councilsの役割」についてご講演を頂きました。

パネルディスカッションでは、「理想のPO制度とは?」というテーマの下に、議事進行役を科学技術振興機構理事の北澤宏一氏が務め、パネリストにはご講演頂きました4名の招聘者に加えて、在日英国大使館一等書記官のMs. Philippa Rogers、総合科学技術会議議員の薬師寺泰蔵氏を迎えて活発なディスカッションが展開されました。



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○「第2回プログラムオフィサー国内セミナー」開催報告

プログラム
参加者実績   

第2回プログラムオフィサー国内セミナーが1月20日に東京、科学技術振興機構東京本部のJSTホールにて開催されました。合計で200名を越える多くの方々にご参加頂きました。

会場の様子 今回は、第1部、第2部、そして招待講演の合計3部からなるセミナーを開催いたしました。 まず主催者挨拶として、科学技術振興機構理事である北澤宏一氏より「日本におけるPO/PDシステムの導入と構築」についての講演がありました。続いて、第1部「海外競争的研究資金配分機関の制度紹介-海外研修者の参加を得て」として、科学技術振興機構の佐藤雅裕氏、厚生労働省の眞鍋馨氏、農林水産省の村上ゆり子氏の3名より、イギリスのリサーチカウンシルそしてアメリカのNIHにおける機関及び制度の紹介が行われました。

第2部は「国内競争的資金配分機関のPO制度の取り組みについて」と題し、文部科学省科学技術・学術政策局 調査調整課 科学技術振興調整費室の高岸陽一郎氏、日本学術振興会の久保真季氏、新エネルギー・産業技術総合開発機構の犬養吉成氏、そして科学技術振興機構の石田秋生氏からの講演を頂きました。
招聘講演では、ドイツDFGのプログラムオフィサーを務めるトルステン・ホトップ氏、アメリカのNIMH副長官のリチャード・ナカムラ氏、そして東京大学先端科学技術研究センター教授の菅裕明氏の3氏をお迎えし、貴重なご講演を頂きました。それぞれのご講演において、日本内外における競争的資金配分機関やPO制度に関する質問が活発に飛び交い、参加者の方々の意識の高さを改めて認識いたしました。
ご講演いただいた方、ご出席いただいた方々、そして開催までにご尽力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。



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○「第3回プログラムオフィサー国内セミナー」開催報告

プログラム
参加者実績   

第3回プログラムオフィサー国内セミナーが3月1日に東京、お台場の日本科学未来館にて開催されました。 今回のセミナーは本年度の取り組みにおける最終回であり、第1回及び第2回プログラムオフィサー国内セミナーの集大成とも言うべき大変意義深いセミナーとなりました。

会場の様子 まず始めに、今回の科学技術振興調整費のプログラムに関して、科学技術振興機構研究推進部・課長代理 企画評価室・副調査役の内田信裕氏より今までに開催したセミナーに関する要点をお話しいただきました。
その後招待講演として、カナダとオーストラリアの競争的研究資金配分機関より1名ずつご講演を賜わりました。
まず、カナダNSERC(the Natural Sciences and Engineering Research Council of Canada)のDirector of Information, Communications and Manufacturing Division, Research Partnerships Programs DirectorateであるMs. Barbara Muirより 「カナダの競争的研究資金制度とPO制度」と題し、ご講演いただきました。 続いてオーストラリアARC(Australian Research Council)のExecutive Director of Engineering and Environmental Science であるDr. Stephen Walkerより 「オーストラリアの競争的研究資金制度の運営」についてご講演いただきました。
次に、財団法人政策科学研究所 主席研究員 理事待遇 研究部長である大熊和彦氏より「国際比較の視点からみた資金配分機構の特徴」についての調査報告を頂きました。 基調講演では、財団法人政策科学研究所の理事・東京大学名誉教授の平澤冷氏より「資金配分機構で必要とされるマネジメントと専門人材」についてお話を頂きました。

パネルディスカッションでは、「日本のPD・PO制度の在り方」というテーマの下に、2時間にわたるディスカッションが繰り広げられました。
前総合科学技術会議議員であり、現在は科学技術振興機構顧問及び科学技術振興調整費運営統括、PDである井村裕夫氏を議事進行役に、パネリストには財団法人かずさDNA研究所長、総合科学技術会議専門委員の大石道夫氏、独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 PDの桂直樹氏、独立行政法人 科学技術振興機構 PDの北澤宏一氏、内閣府 大臣官房審議官の塩沢文朗氏、厚生労働省 大臣官房厚生科学課 研究企画官の高山昌也氏、財団法人政策科学研究所の理事・東京大学名誉教授の平澤冷氏、そして独立行政法人 日本学術振興会 PDの本庶佑氏をお迎えいたしました。
各機関における現在のPD・POの現状及び今後の取り組み、競争的研究資金の柔軟な運用についてなど、大変詳細に渡った議論が交わされました。会場からも多くの質問がなされ、第3回プログラムオフィサー国内セミナーの締めくりとして、また今後の日本におけるPD・POの在り方に資することが期待される大変重要なイベントとなりました。
このセミナーを開催するにあたり、ご講演いただいた方々はもとよりご出席いただきました皆様、そしてご尽力いただいた全ての方々に心よりお礼申し上げます。


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○(参考)科学技術振興調整費報告書

本セミナーは科学技術振興調整費のプログラム「競争的研究資金配分機関構築支援」により実施したもので、以下の成果報告書を提出しております。

課題名「プログラムオフィサー等の資質向上に資する国内セミナー等の開催」
報告書

また、「競争的研究資金配分機関構築支援」プログラムでは他の課題も実施されており、これらの方々には本セミナーにご協力を頂いております。

課題名「NIHにおけるプログラムオフィサー業務に関する研修および調査」
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 研究開発推進部 プログラムオフィサー 犬養 吉成
報告書
課題名「プログラムオフィサーを対象とした、海外の競争的研究資金配分機関における研修」
農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究開発企画官 村上 ゆり子
報告書
課題名「臨床・社会医学分野における研究管理手法」
厚生労働省 厚生科学課 課長補佐 眞鍋 馨
報告書
課題名「専門分野のPO業務向上のための調査」
独立行政法人 科学技術振興機構 特別プロジェクト推進室 副調査役 佐藤 雅裕
報告書
課題名「POトレーニングコースの課目選定」
独立行政法人 科学技術振興機構 研究推進部研究第一課 課長代理 内田 信裕
報告書
※所属、役職は当時のもの

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