プロジェクト紹介

今水 寛PM 写真

目標9 研究開発プロジェクト(2021年度採択)東洋の人間観と脳情報学で実現する安らぎと慈しみの境地

プロジェクトマネージャー(PM)今水 寛国際電気通信基礎技術研究所 認知機構研究所 所長

概要

仏教に代表される東洋の人間観と脳科学の知見にもとづき、心の状態遷移を脳ダイナミクスの観点から解明、その応用を行います。大規模調査と小集団への詳細な調査を組みあわせた心の状態に関する個性のモデル化を行い、データ駆動で安らぎと活力のタイプ分けを行います。また、脳ダイナミクスの遷移をリアルタイムで推定し、可視化する技術の開発、それらに裏打ちされた瞑想法の開発と社会実装を行います。個性に応じた、瞑想とニューロフィードバック方法を開発します.瞑想や脳ダイナミクスの可視化により、自分自身と向き合うことで、安らぎと活力を増大し、他者への慈しみを持てる社会を実現します。

【安らぎと活力の個性に応じた瞑想とニューロフィードバック】

【安らぎと活力の個性に応じた瞑想とニューロフィードバック】

2032年のマイルストーン

  • ニューロフィードバックと瞑想を組み合わせ、個人特性のタイプごとに安らぎと活力のバランスを最適化する方法を提案する
  • 社会実装実験を実施、現実社会の中でどの幸福指標を変えられるかを特定する

2027年のマイルストーン

  • 個人特性のタイプを同定する方法を確立する
  • 脳状態遷移ニューロフィードバックの原理検証実験を実施する
  • スマホによる大規模な瞑想介入実験を実施する

研究開発項目および成果概要(クリックすると、それぞれの成果概要に遷移します)

課題推進者リスト

研究開発項目[1] 田中 沙織 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 数理知能研究室 室長
研究開発項目[1] 中村 元 株式会社KDDI総合研究所 代表取締役所長
研究開発項目[1] 酒井 雄希 株式会社Xnef 副社長・最高医療責任者
研究開発項目[2] 浅井 智久 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 認知神経科学研究室 主任
研究開発項目[2] 川鍋 一晃 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 動的脳イメージング研究室 室長
研究開発項目[3] 蓑輪 顕量 東京大学 大学院人文社会系研究科 教授
研究開発項目[3] 川島 一朔 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 数理知能研究室 研究員

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