プロジェクト紹介
概要
社会でCA(サイバネティック・アバター)を安全かつ安心して利用するため、CA操作者の認証(利用者認証)、操作者本人の公式CAであることの証明(CA認証、CA公証)により実現されるCA安全・安心確保基盤の実現を目指します。アバター生活実現のために克服すべき社会的・制度的な課題を解決するため、 「倫理・経済・環境・法・社会(Ethical, Economic, Environmental, Legal, and Social Issues:E3LSI)に関わる課題を明らかにし、国内外の技術・制度的課題解決に向けた提言を行います。CAの社会受容性を高めることで、CAが分身となり他者と接する世界、CA同士が接する世界、すなわち、CAを介した新たなコミュニケーション文明が開化することを目指します。
2030年までのマイルストーン
【CA安全・安心確保基盤の構築】
2030年までに、CAの安全・安心確保基盤及び社会受容基盤を構築することにより、望む人は誰もが身体的・認知・知覚能力を拡張して生活することができる社会の実現を目指します。そのために、操作者のなりすまし、CAの乗っ取り、CA内に蓄積される技能・経験情報等の不正取得(違法で不正な技能取得)、CAを使った技能模倣を抑止し、安全・安心・高信頼なCAの操作環境を実現します。
【E3LSI課題・政策展開】
個人の権利利益保護とCA安全・安心確保基盤に係る制度を両立させるための制度的枠組みを提示し、安全・安心なCA社会受容基盤を構築します。CAの研究開発及び社会実装に必要なあらゆる課題解決への方途を導くことができる研究体制を確立し、E3LSI課題への即応かつ時宜に応じた対応を可能にします。
2025年までのマイルストーン
2025年までに、他のプロジェクトが開発するソシオCA、体内CAに対して、適用可能な利用者認証・CA認証・CA公証技術を提案し、これらを組み合わせながら各CAサービス実証実験を積み重ねることによって、操作者のなりすまし、CAの乗っ取り、CA内に蓄積される技術情報等の不正取得(違法で不正な技能模倣)を抑止し、安全・安心・高信頼なCA操作を実現するために必要なCA安全・安心確保基盤の構築を目指します。CA安全・安心確保基盤の構築に必要な制度を整備するために必要な課題の検討や、個別の倫理・経済・環境・法・社会課題の総覧を通して、CAのE3LSI課題を総合的かつ持続的に研究することが可能な研究体制の整備を目指し、E3LSI課題研究基盤の構築及び国内外へのCA研究開発の政策的展開に向けた取り組みを実施します。
研究開発の概要
研究開発テーマ構成
課題推進者リスト
八木 康史 | 大阪大学 産業科学研究所 教授 |
---|---|
西垣 正勝 | 静岡大学 創造科学技術大学院 教授 |
槇原 靖 | 大阪大学 高等共創研究院 教授 |
陳 寅 | 麗澤大学 准教授 |
大木 哲史 | 静岡大学 創造科学技術大学院 准教授 |
山口 利恵 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 特任准教授 |
新保 史生 | 慶應義塾大学 総合政策学部 教授 |
曽我部 真裕 | 京都大学 大学院法学研究科 教授 |
小塚 荘一郎 | 学習院大学 法学部 教授 |
君嶋 祐子 | 慶應義塾大学 法学部 教授 |
和田 龍磨 | 慶應義塾大学 総合政策学部 教授 |
山口 真一 | 国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 准教授 |
齊藤 邦史 | 慶應義塾大学 総合政策学部 准教授 |
八木 康史 | 大阪大学 産業科学研究所 教授 |
---|---|
西垣 正勝 | 静岡大学 創造科学技術大学院 教授 |
槇原 靖 | 大阪大学 高等共創研究院 教授 |
陳 寅 | 麗澤大学 准教授 |
大木 哲史 | 静岡大学 創造科学技術大学院 准教授 |
山口 利恵 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 特任准教授 |
新保 史生 | 慶應義塾大学 総合政策学部 教授 |
曽我部 真裕 | 京都大学 大学院法学研究科 教授 |
小塚 荘一郎 | 学習院大学 法学部 教授 |
君嶋 祐子 | 慶應義塾大学 法学部 教授 |
和田 龍磨 | 慶應義塾大学 総合政策学部 教授 |
山口 真一 | 国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 准教授 |
齊藤 邦史 | 慶應義塾大学 総合政策学部 准教授 |
代表機関
慶應義塾大学
研究開発機関
大阪大学、学習院大学、京都大学、慶應義塾大学、国際大学、静岡大学、東京大学、麗澤大学
PDFダウンロード
- 実施状況報告書 2022年度版(1.12MB)