安井武史教授が技術テーマ「テラヘルツ」の成果にてレーザー学会論文賞を受賞いたしました。
2013年06月10日
「テラヘルツ」で実施しております研究開発課題「国家標準にトレーサブルなコヒーレント周波数リンクの創生とそれに基づいたテラヘルツ周波数標準技術の系統的構築」(研究代表者:徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部 安井武史 教授)の成果がレーザー学会論文賞を受賞いたしました。
本論文では、時間窓拡張型非同期光サンプリング式THz時間領域分光法を用いることにより、機械式時間遅延走査を用いた従来のTHz時間領域分光法では測定困難とされたTHzパルス列の電場時間波形を取得し、そのフーリエ変換により、THz領域の周波数物差しであるTHzコムを観測することに成功しました。更に、THzコムを分光計測に応用し、精密THz分光への有用性を示しました。