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- 【宮下 和士】データ高回収率を実現するバイオロギング・システムの構築 ~魚類の個体群・群集ダイナミクス解明に挑む~
北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター
教授
海洋生態系の理解には、魚類を中心とした高次消費者のモニタリングが欠かせません。回遊魚に電子記録計・発信機を装着し、その行動を計測するバイオロギングが注目されていますが、機器を大量に装着・放流するには、莫大な費用が必要で、また機器の回収率も低いのが現状です。本研究ではこれらの制約を新しい技術(低価格・大容量小型および多機能記録計、音響通信によるデータ回収システムの開発)で克服し、海洋生態系研究にブレイク・スルーを起こします。
北川 貴士 | 東京大学 大気海洋研究所 准教授 |
宮本 佳則 | 東京海洋大学 学術研究院 教授 |
荒井 修亮 | 京都大学 フィールド科学教育研究センター 教授 |
第10回バイオロギング研究会シンポジウム
日程: 平成26年10月10日(金)10:00~18:00
10月11日(土)9:00~
場所: 函館市国際水産・海洋総合研究センター(北海道函館市弁天町20番5号)
概要:バイオロギング研究は、わが国の卓越したマイクロ計測技術を駆使した新しい研究領域である。日本バイオロギング研究会は、研究・開発技術者が最新の研究や技術の情報を交換し、バイオロギング研究の発展、またその成果を社会に伝え、次世代の科学技術を担う人材の教育も目的としている。バイオロギング研究の振興と情報共有のために「魚群を追う」としたテーマでのシンポジウム、ワークショップおよび市民セミナーを開催する。
リンク: http://bre.soc.i.kyoto-u.ac.jp/bls/