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- 生体マルチセンシングシステムの究明と活用技術の創出/
- [マルチセンシング] 2023年度採択課題
明治大学
理工学部
専任教授
田中 彰吾 | 東海大学 文化社会学部 教授 |
森岡 周 | 畿央大学 健康科学部 教授 |
自己には物語的自己(ナラティブセルフ)と身体的自己の2つの側面があると考えられています。本研究では、物語的自己が身体的自己へトップダウンに影響を与えるプロセスを「ナラティブ・エンボディメント」と定義し、そのメカニズムを認知神経科学・哲学・リハビリテーション科学の協働により解明します。さらに物語的自己をポジティブに促進できるVRナラティブ介入技術を開発し、リハビリテーションへの応用を行います。
同志社大学
大学院脳科学研究科
教授
北川 貴士 | 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授 |
前川 卓也 | 大阪大学高等共創研究院 大学院情報科学研究科(兼任) 教授 |
依田 憲 | 名古屋大学 大学院環境学研究科 教授 |
本研究では、生体内外の計測技術や移動データ解析手法を活用し、進化の過程で獲得した超感覚統合を多様な海洋生物から学び、五感を超えた超感覚統合メカニズムを解明する。そのため、鳥類、魚類等を含む長距離ナビゲーション動物種に跨る、神経科学、生態学、データ科学を有機的に連携した融合研究を展開する。更に、実験動物のマウス等を用いた生体内外への介入操作も行うことで、超感覚統合メカニズムを包括的に理解する。
北海道大学
大学院医学研究院
教授
天野 薫 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授 |
國松 淳 | 筑波大学 医学医療系 助教 |
小金丸 聡子 | 京都大学 大学院医学研究科 特定准教授 |
小金丸 聡子 | 大阪医科薬科大学 リハビリテーション医学教室 准教授 |
周期的な感覚刺激は、リズム知覚を生じさせ、運動を引き込み、注意や視知覚を変化させ、脳の可塑性を誘導します。本研究では、周期的な刺激が知覚、運動、脳波を引き込む機序を解明し、これを利用したリハビリテーション治療法や日常生活における知覚や注意の操作法を開発します。また、周期的な錯視から脳波を推定する技術を開発し、スマホに実装することで脳波と関連づけたビッグデータを構築し、新たな疫学研究につなげます。
立命館大学
文学部
准教授
西郷 甲矢人 | ZEN大学 知能情報社会学部 教授 |
山田 真希子 | 量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所 チームリーダー |
文学や芸術の分野では、不確定な理解や解釈の状態が創造性や美的体験の基盤となりうることが指摘されてきました。本研究では、文学や芸術の理解における「不定性」を持つ認知状態を、量子確率論を用いてモデル化し、その現実感や情動状態への効果とともに、科学的に説明、予測、制御することを目的とします。不定性の価値を実証的に示すことで、新たな人間観や文化・社会の可能性の創出を目指します。